ハンズオン・ラーニング・プログラム

キャンパス外で学ぶ「ハンズオン・ラーニング・プログラム(HoLP)」は、関西学院大学が推進している「ダブルチャレンジ制度」のひとつです。といっても、学外で学ぶことがなぜ良いのか、実際にどんな経験を通して学べるのかなどはご存知ない保護者の方も多いと思います。ここでは、主体的に社会の課題に取り組むことで、「Mastery for Serviceを体現する世界市民」になるための力を身につける「ハンズオン・ラーニング・プログラム」について詳しくご紹介します。

地域や企業と深く関わる体験の実例

本学では特に「自ら問いを立てる」ことが
できるようになることを重視しています。
地域や企業と深く関わることで、その力を養成します。

答えのない課題にチャレンジする教育は、全国で行われていますが…

なにを解くのかという視点を自分自身で見つける!

[例1]社会探究実践演習「朝来・竹田城下町活性化プロジェクト」

社会探究実践演習「朝来・竹田城下町活性化プロジェクト」

「天空の城 竹田城跡」周辺地域と朝来市内の持続的発展について、「観光」を切り口に考えます。地元商工会や企業などとともに現地調査を実施し、町の活性化や産業振興を促す具体的な提案・実行に携わります。地域関係者が納得できる施策をつくりあげるため、チームで協力してプロジェクトを進めます。

これまでのテーマ

  • ・地元における観光産業の振興とは?
  • ・竹田城跡+城下町の認知度と魅力を伝えるには?
  • ・外国人観光客に朝来まで足を運んでもらう方法とは?

到達目標

  • ・社会の課題に対して、主体的に取り組み、プロジェクトを粘り強くやり遂げることができる。
  • ・学内外の多様なメンバーとの協働を通して、互いに尊重し生かしあう多様性への理解を深め、チームの一員として貢献することができる。

参加学生の声

  • ・フィールドワークを通して、地域や観光を考えるとき想像以上に多くの関係者や要因が関わっていることがわかり、多様な視点が鍛えられた。
  • ・地域の課題を考える際、解決策をすぐ出そうとするのではなく、まず地域を知ろうとすること、現状を把握することが重要だと経験した。
    (2019年度春学期受講生の声より抜粋)

[例3]ハンズオン・インターンシップ実習

社会探究実践演習「瀬戸内海・豊島環境フィールドワーク」

豊島はかつて、産廃不法投棄事件で知られていましたが、近年は瀬戸内国際芸術祭の開催地として多くの観光客を集めています。約1週間のフィールドワークでは、現地のそのような歴史背景を踏まえた上で、実地調査を通して自ら見つけた課題を探究し、並行してグループワークにも取り組んでいきます。

これまでのテーマ

  • ・豊島というコミュニティを存続させるためにできることは?
  • ・豊島と瀬戸内国際芸術祭との関わり方は、どのように変わってきた?
  • ・島内それぞれの地区の特徴や魅力を伝えるために、いちばん良い方法は?

到達目標

  • ・具体的なフィールドにおいて、普遍的な課題を考えることができるようになる。
  • ・フィールドワークを通じて、手応えのある考え方ができるようになる。

参加学生の声

  • ・自分の目で見なければわからないこともあることを実感した。普段の教室内の授業も良いけれど、外に出てその地域の人と話したり、地域の過去や文化に直接触れることで学ぶこともあるんだなと思った。
  • ・答えのない事柄に対していろいろな観点から考えていく、深く深く探っていくという作業はとても苦しく、楽しいものでした。
    (2019年度春学期受講生の声より抜粋)

[例2]社会探究実践演習「瀬戸内海・豊島環境フィールドワーク」

ハンズオン・インターンシップ実習

岩手・福井・石川・岡山・大阪・兵庫の企業や団体に赴き、経営者や社員とともに課題解決プロジェクトに取り組みます。さまざまな学生や社会人とともに、各地域や事業が抱えているリアルな課題を見つけ、解決に向けて多角的な視点で施策を実行。施策が及ぼした影響を検証するまでをゴールとしています。

これまでのテーマ

  • ・日本の伝統文化「菰樽 (こもだる)」を未来に残すには?
  • ・NPO/NGO支援サービスの利用を促進するには?
  • ・ITを活用した地域の廃棄野菜の新たな流通とは?

到達目標

  • ・企業や地域社会に潜む課題や新たな展開の「種」を発見し、企画・提案を行い、具体的なプロジェクトとして実践することができる。

参加学生の声

  • ・自分の得意分野と課題にじっくり向き合うことができる期間だった。1ヶ月半という期限も相まって、プロジェクトで立ち止まるわけにもいかず、ひたすら考え、相談し、アイデアを文字にして、相手に伝えなければいけないという状況を大学1年生で経験できるのは本当に貴重な経験である。
    (2018年度秋学期受講生の声より抜粋)

より詳しく知りたい方は…

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