親子で考えるはじめての就活GUIDE

お子さまが大学生になってしばらくすると、卒業後の将来が気になりますね。
就職活動では、本人の努力だけでなく、保護者の関わり方も非常に重要です。
今回は就職活動を成功させるうえで大切なポイントをご紹介させていただきます。

時代により変化する就職活動

現在の就職活動は、保護者の方が経験されてきた時代のものから大きく変化しています。
かつての就職活動のイメージと対比させて現在の活動の特色をご説明します。

  1. 保護者の方が経験してきた昭和・平成の就職活動

    これからお子さまが経験する令和の就職活動

  2. 開始時期

    一律4年次から
    スタート

    自分の納得のいく
    企業に入るために
    1・2年次から
    活動する人も

    同時期一斉開始
    早期化
  3. 内定時期

    4年次の
    夏前頃がピーク

    自分の納得のいく
    企業に入るために
    1年次に“合格”を
    出す企業も

    ※合格は正式な
    内定ではありません。

  4. 同時期一斉開始
    早期化
  5. 対策方法

    大学のガイダンス
    受講等

    自分の都合のいい時間に、
    知りたい内容を
    ネットを通じて
    情報収集

    オンライン化
  6. 選考方法

    試験+複数回の
    直接面接

    優秀な人材を効率よく
    採用するために
    Web面接を
    行う企業も

  7. オンライン化

知りたいポイントを、さらに詳しく解説!

明確な形があり、レールに乗って活動することができた。

保護者の方々が経験してこられた「昭和・平成の就職活動」の一つの特色は、みんなが並んで一斉にスタートを切っていたという点です。就職協定や経団連指針に基づき、企業の採用活動はほぼ同時にはじめられる形になっていたのです。この横並びの就職活動は、企業も学生もある程度決まった時期に決まった動きをすることが予測できる面がありました。

意識の高い人とそうでない人で大きな差がつく時代に。

お子さまが経験される「令和の就職活動」は、まず第一に活動の早期化というトレンドが見られます。今では大学1年次、2年次生に向けてインターンシップを開催し、早くから有望な学生と積極的に出会おうとする企業も少なくありません。また、各自の活動がそれぞれのペースで進められるようになったため、大学が開催する従来の就職ガイダンスなどの集合型プログラムに参加するだけでなく、個々の学生がネットなどで情報を収集し、自分自身で就活リテラシーを高めていく積極的な姿勢が求められています。