K.G.LETTER 留学にご興味のある皆さまへ

語学力はもちろん、コミュニケーション能力や異文化理解力など、様々な力を伸ばす留学。国際社会においてその経験が将来の可能性を広げることは言うまでもありません。関西学院大学では国際教育・協力支援センター(CIEC)が留学を希望する学生を多角的にサポート。ここでは留学とそのサポート体制についてご紹介いたします。

中期留学体験談

学んだ英語を積極的に使うことで
表現が自分のものになっていきます。

[国際学部 国際学科 2年]
古川 遼 さん

2022年4月から2022年8月まで
(2年次春学期)
カナダ・クイーンズ大学へ留学

留学を考えたきっかけと留学先を選んだ理由を教えてください。

スポーツが魅力的なアメリカは、高校生の頃から憧れの国。将来は現地で働きたいとの思いで、留学を志望しました。私は出身高校の野球部の学生コーチをしており、その活動に支障がないよう中期留学を選択。中でも英語力が伸ばせて、ホームステイができるクイーンズ大学に決めました。中期留学は複数名が一緒に行くのですが、実際の経験を経て、志向の同じ学生とのつながりができる点も自分にとって価値があったと感じます。

留学準備に関して、これから留学する人へアドバイスがあれば教えてください。

留学への申し込みは手続きが多く、渡航の半年ほど前から準備が必要です。締め切りは厳守なので、こまめにkwic(学内ポータルサイト)を確認し、友人とも声を掛け合いました。留学しやすい2年次に留学するためには、入学後すぐの1年次から計画を立てて、早めに準備を進めることが大切です。またCIEC主催の留学説明会にはすべて参加しました。特に留学直前の説明会では留学先に関する細かな情報を得られます。

留学先での学びや生活について教えてください。

語学留学だったため、とにかく学んだ英語を使うことを心掛けていました。交流の機会を増やせるよう、授業後には現地の学生が主催するイベントに参加し、大学のジムも頻繁に利用。ルームメイトや、ホストファミリーが開くパーティーの参加者とも積極的に会話し、バックグラウンドの異なる様々な人と関わりました。最初は会話の中で知らない単語や言い回しが出てくることがよくあります。その意味を尋ねたり、調べたりすることで理解し、さらに意識的に使うことで、表現が自分のものになっていくと感じました。

関学生へメッセージをお願いします。

大学時代は人生の中でも留学へ行きやすい時期であり、留学を通じて様々な将来の選択肢が見えてくるはずです。海外へ行きたいという純粋な興味さえあれば、留学を希望する理由として十分だと思います。ぜひ一度検討してみてください。

留学先の様子

交換留学体験談

思考力を鍛える授業によって
より深い学びを得られるようになりました。

[法学部 法律学科 4年]
緋本 侑梨子 さん

2021年8月(3年次秋学期)から
2022年5月(4年次春学期)まで
アメリカ・ピッツァー大学へ留学

留学を考えたきっかけと留学先を選んだ理由を教えてください。

入学時に留学プログラムが充実していることを知ったことが意識し始めたきっかけです。決め手となったのは、1年次の夏休みにオリエンテーションサポートチームに参加し、関学への交換留学生と交流したこと。文化の異なる学生同士の議論を見て、自分も多様な人々と一緒に学生生活を送りたいと感じました。様々な留学プログラムから交換留学を選択したのは、日本人1人で異国に飛び込める点に惹かれたからです。また費用面の負担を抑えられることも魅力だと感じました。私が選んだ大学はアメリカのピッツァー大学。法学の観点から契約社会に興味があり、その中で暮らすアメリカの学生と議論を交わしたいと考えました。

留学に向けて取り組んだことはありますか。利用したサポートがあれば教えてください。

交換留学に出願した学期は言語教育センターが提供する英語の授業を週に7コマ履修しました。どの授業もネイティブの先生によるオールイングリッシュの少人数制授業で語学力が磨かれたと感じます。長期休暇にはCIECが開催するIELTSやTOEFL IBT®の無料講座を受講。交換留学の選考にも関わるスコアを向上させることができました。さらに留学準備に非常に役立ったのがCIEC主催の留学相談会です。私は留学準備のスタートが遅く、出願後に学内選考の対策を始めたのですが、職員さんが親身に相談に乗ってくださったことで、留学までのステップが明確になり、不安なく選考に臨めました。相談会で留学経験者の先輩のお話を直接伺えたこともありがたかったです。コロナ禍で留学を考えるにあたり、不安もありましたが、大学が様々な形で情報を発信してくれたことが背中を押してくれました。

留学先での学びや生活について教えてください。

ピッツァー大学は社会正義や学際性を重んじているため、幅広い分野の授業を履修し、様々な角度から正義について考えられました。留学当初は、物事を批判的な視点で見つめ、自分の考えを表現する高度な授業に苦戦しましたが、同じ留学生や現地の学生と助け合いながら学ぶ中で、徐々に批判的思考力や論理的思考力が鍛えられていきました。この力によって、同じ講義や論文に触れても、得られることが増えたと感じます。また授業外では、寮で他の学生と共同生活を送り、他大学との合同のクラブ活動にも参加。それぞれに個性のある多様な人々との交流を通じ、自分自身や自国のことを客観的に見つめ直すことができました。

関学生へメッセージをお願いします。

留学へのイメージがわかない方もまずは一度相談会へ行って、ご自身が留学へ興味があるか確かめてみることをおすすめします。一見留学とは離れた分野を専攻していたとしても、留学に行けばきっと新たな発見があると思います。

留学先の様子