入学前から「ダブルチャレンジ制度」について耳にされる機会は多いと思いますが、どんなプログラムなのかよくわからない、という方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、グローバル人材に必要な力を育む「ダブルチャレンジ制度」のプログラム内容や選び方、費用などチャレンジに必要な情報を詳しくお伝えします。親子で読んで頂き、一緒に考えるきっかけにしてください。
- ダブルチャレンジ制度とは?
- オススメの海外プログラム
- 費用やサポート
ダブルチャレンジ制度とは?
所属する学部・専攻の学び以外に、自分の世界を広げるため、
もうひとつの学びを提供する本学独自の制度です。
ここではダブルチャレンジ制度について詳しくご説明します。
「ダブルチャレンジ制度」は、「関西学院大学グローバル・アカデミック・ポート構想」の取り組みの一つです。
平成26年度文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」事業に、本学の「国際性豊かな学術交流の母港『グローバル・アカデミック・ポート』の構築」が採択されました。「ダブルチャレンジ制度」は本構想の主要な項目の一つとして、学生が所属学部や主専攻の学びに加えて、異なるものとの出会いの場「アウェイチャレンジ」に挑戦する独自の制度です。3つの分野のプログラムを通じて、全学生が将来、グローバルに活躍するために不可欠な資質を身につけ、世界から信頼される日本の“Top Global University”になることをめざしています。
3つの分野のプログラムから
自分の興味に応じていずれかを選び、
ダブルチャレンジ!
インターナショナルプログラム
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短期間で集中して語学力を高める
海外協定校での集中学習と外国での実生活を組み合わせたプログラムです。
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世界の学生と専門分野を学ぶ
関学に在籍しながら、海外の協定校で世界中の学生と学ぶことができます。
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自分の世界を広げる貴重な体験
開発途上国の国連諸機関やNGOで国際協力の現場を体験できます。
副専攻プログラム
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学部の垣根を越えて、広く学べる
他学部のプログラムを履修することで異なる分野の専門性を高められます。
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2学部卒業の資格を得られる
最短4年間で、2つの学部の学位を取得できる制度です。
ハンズオン・ラーニング・プログラム
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実践に出る前に
必要な力を身につける『社会探究入門』
『社会探究リサーチ・ベーシック』思考力や問題設定力を磨いたり、調査手法の基礎を学びます。
『ライフ・キャリア入門演習』
『ライフ・キャリア概論』ワークを通して自分の特長を理解したり、社会の現状や業界・企業の動向を学びます。
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リアルな仕事の現場を経験する
地域の企業・団体で新規プロジェクトや課題解決に挑戦する約6週間の実践型インーンシップです。
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企業・地域・行政の課題解決に挑む
企業、地域、行政から与えられた課題に対し、チームで取り組み、課題解決策を提案します。
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将来のキャリアを考え、自分を磨く
社会の第一線で活躍する卒業生と共に、将来のキャリアを考え、必要な力を実践的に鍛えます。
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社会の課題に向き合い、
解決策を考える聞き取り調査などのフィールドワークを通じて社会の課題を明らかにし、その解決策を考え、提言します。
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知りたいポイントを、さらに詳しく解説!
- ダブルチャレンジ制度は必修ですか?
- 全員が履修登録の際に登録する必要がありますが、修了は必須ではありません。グローバル社会を生き抜くための主体性や、タフネスなどを育むため、本制度を利用した多様なチャレンジを強く推奨しています。
- 何年生から取り組むことができますか?
- ダブルチャレンジの登録は1年生秋学期からですが、1年生春学期から履修できる科目や参加申込可能なプログラムがあります。
- ダブルチャレンジプログラムには費用が必要ですか?
- 無料で参加できるものから、学外での実習や留学などの実費がかかるものまでさまざまなプログラムがあります。
- ダブルチャレンジは在学中に一度しか登録できないのですか?
- 登録は1年生秋学期から毎学期行います。修了の回数制限はないため、複数のプログラム修了や科目修得も可能です。
“トリプルチャレンジ”を完遂して、自分の世界を大きく広げた先輩も!
Challenger's Voice
入山 竜之介さん
(2018年商学部卒)
海外協定校が多いことから関学への進学を決め、ダブルチャレンジのインターナショナルプログラムに積極的に参加しました。初めての長期留学は、アメリカへの交換留学。関学での専攻と異なる国際関係学や社会文化人類学では、人種の違いが就職活動にもたらす影響など、自由の国であるアメリカの現実を知りました。さらにカナダで現地学生・企業と協働して学ぶプログラムに参加後、香港へ二度目の交換留学。社会文化人類学の応用である経営人類学から各国のビジネスコミュニケーションや価値観の違いについて理解し、日本・アメリカ・カナダでの学びを深めました。また、トリプルチャレンジとして複数分野専攻制特別プログラム「Cross-Cultural Studies国際ビジネスコース」に登録。日本にいながら授業内外で留学生と共に過ごしたことで、コミュニケーション力は大幅に上昇。これは三度の留学で学んだ多文化共生や国際関係の知識、自分の専攻である商学と密接に結びつき、国を飛び出して学ぶことの重要性を実感しました。将来の目標は、生まれた場所や人種に関わらず、地球上の誰もが夢を追える環境を実現すること。ダブルチャレンジ制度を通して世界を体験したことで、新たな世界が開かれました。