梶原隆さん・晴美さん・誠人さん親子 関西学院の親、子。

目標は、親。

誠人さんがいろいろな世代の人と仲良くなれるのは、子どもの頃からですか?

母:フットボールを長年やっているので、親が知らないところで指導者の方やフットボール連盟の方、先輩、後輩など、つながりをすごく持っていたからだと思います。普通は親を通して大人とつながる場合が多いじゃないですか。誠人は小さい頃から私たちを抜かして直接そういう人たちとつながっていました。横で見ていると、皆さまに育てていだいたのかなと思います。親ってやっぱり限界があると思うんです。親子だと指導するにしてもどこかで甘えてしまいます。でも息子たちはフットボールを通していろいろな方と出会い、自然と社会経験を積んでいたんだと思います。

主人は「人との縁」を大切にしなければいけないという教えを子育ての中でとても大事にしてきました。今でも息子たちは卒業した小学校に挨拶に行ったり、この忙しい中でも3年間過ごした中学の柔道部に顔を出しに行ったりするんです。終わってしまったら終わりじゃなくて、「縁」をずっと大事にするというのが息子の今の人間を作っているのかなと思います。

子:それは父の影響が大きいです。ふとしたときに何気なく「あの人に挨拶をしておいたか?」などと言われます。昔から言われてきたので自然とやるようになりましたね。

「ご縁を大切にする」という価値観はお父さまが昔から大事にしてこられたのでしょうか?

父:今までの経験からきていますね。仕事でもプライベートでも「人とのご縁」がないと今の自分はなかったなというのはいつも感じています。

母:主人は何度か転職をしてきた人で、今の職場にお世話になっているのもやはりご縁があったからなんです。彼の人生を見ていると、その時だけの縁を大切にするのではなくて、今までずっとそういう生き方をしてきたからこそ、ターニングポイントでうまくいってるように思います。

卒業後のお子様に期待されていることなどありますか?

父:関西学院の卒業生として誇りを持って、社会に役立つ人間になってほしいです。関西学院出身の方は各方面で活躍されているので、本人がどのような方向を目指すのかを見極め、目指してくれたら良いなと思います。

母:本人もそう思っていますが、社会人になってもフットボールを続け自分を育ててくれたアメリカンフットボールというスポーツの魅力を日本国内でもっと普及させる。息子の力がそういうことに役立てばいいなと思います。

子:就職活動もフットボールを続ける前提で取り組んでいます。

母:理想を言えば社会人としてきっちり仕事をしながら、ファイターズから呼ばれたらすぐ駆けつけるくらいのフットワークの軽いOBとして後輩たちをサポートしてあげられると良いですね。

誠人さんは将来どのような親になりたいですか?

子:両親は僕のやりたい事に対して理解を示し応援してくれました。つまずいたときにじっと見守っていてくれました。僕が精神的に辛い時あえて突き放す言い方をして反対に逃げ道をなくして、自分にはこれしかないんだと気づかせてくれる。そういう意味でも背中を押してもらえたと思っています。

親がそうしてくれたように、僕も自分がしてもらったことをそのまま自分の子どもにもしてあげたいです。自分の時間ややりたいことを削って家族や子どものことを支えてくれる。父はやはり男気があると思います。自分もそんな存在になりたいと思います。

いろいろとお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。