Advanced K.G.

We Are KWANSEI

長年、DOLPHINSの愛称で親しまれている関西学院大学応援団総部チアリーダー部。体育会総部の応援や学院・大学行事でのパフォーマンスなど、その活躍の場は広い。関西学院初等部の有志の児童たちで活動するKIDS DOLPHINSの指導も、彼女たちの重要な活動の1つだ。

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学生と児童がチアリーディングを通して共に学び合い、育っていく。

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岩永 優奈
Iwanaga Yuna

関西学院大学 教育学部 教育学科
幼児教育コース 4年

小学生の指導にあたるDOLPHINSメンバーの1人。幼い時に憧れていたチアリーダーになる夢を、大学で実現した。

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前田 真歩
Maeda Maho

関西学院大学 教育学部 教育学科
初等教育コース 4年

KIDS DOLPHINSを指導。子どもの夢を応援するチアリーダーのような小学校教員をめざして勉強中。

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井上 瑠夏
Inoue Luna

関西学院初等部
6年生

KIDS DOLPHINSのリーダー。メンバーをまとめる中で、人前に出ることへの苦手意識や人見知りの性格を克服できた。

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森 ひなた
Mori Hinata

関西学院初等部
6年生

KIDS DOLPHINSの副リーダー。大学生コーチや初等部の先生たちに憧れ、将来は学校の先生になりたいと考えている。

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米田 怜愛
Yoneda Rea

関西学院初等部
6年生

森さんと共に副リーダーを務める。踊ることが大好きで、休み時間になると、教室で友達とチアの振り付けを復習している。

チアで大切なのは、頑張る人を応援する思いやりの気持ち。

関西学院大学と初等部、それぞれのチアリーダー部の活動について教えてください。

岩永関西学院大学応援団総部チアリーダー部DOLPHINSは、113名が所属する伝統ある団体です。体育会各部の応援活動、学院・大学行事や同窓会等でのパフォーマンス、自主公演「Winter Festa」の開催など、活動を幅広く展開しています。関西学院初等部でチアリーディングに取り組む児童たちの団体・KIDS DOLPHINSの指導も、その一環です。チアリーダー部の部員はそれぞれ広報や渉外などの役割を担うのですが、私たちは初等部担当として、コーチングにあたっています。

前田KIDS DOLPHINSは、初等部入学説明会、体育祭の課外活動パフォーマンスステージ、6年生を送る会といった学校行事や、DOLPHINSの自主公演「Winter Festa」への出演に向けて練習しています。56名の児童たちの元気いっぱいでパワフルなパフォーマンスが魅力のチームです。普段の練習では、チアの基礎の動きやイベントごとに披露するオリジナルダンスの振りつけといった技術的なことはもちろん、一生懸命頑張る人を一生懸命応援する思いやりの心を伝えるようにしています。

小学生の皆さんは、大学生コーチからどのようなことを学んできましたか?

井上コーチはどんな時でも笑顔で優しく接してくれる、憧れの存在です。きっと勉強や練習で忙しいのに、私たちにはそのようなそぶりを一切見せないのがかっこいいと思います。頑張っている人を応援することは、素晴らしいことなんだと教えてもらいました。

米田関西学院のWebサイトで偶然チアリーダーの写真を見つけ、かわいいなと思ったことがきっかけで、KIDS DOLPHINSに入りました。実際にコーチたちのチアを見て、迫力満点のパフォーマンスにびっくりしたのを覚えています。堂々とした姿から、自分に自信を持って踊ることの大切さを学びました。

コーチはいつも私たちに「今日も練習に来てくれてありがとう」と優しく声をかけてくれます。本番まであまり時間がなく焦っている時も、私たちの目線に立ってゆっくりと丁寧に教えてくれるのです。そのおかげで、あたたかい雰囲気がつくられています。

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前田私たちが強く感じているのは、学校の授業や宿題が大変な中で練習に集まってくれていることへの感謝です。例え本番で失敗しても、それまで頑張ってきた過程を認めてもらえた経験が、子どもたちの成長に繋がると信じています。森さんが私たちの姿勢からも学んでくれていることがわかり、とても嬉しいです。

様々な垣根を超えて、築かれていく関西学院の輪。

井上さんはリーダー、米田さんと森さんは副リーダーを務めていますが、活動の中で大変だったことはありますか?

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井上KIDS DOLPHINSには幅広い学年の児童が所属しているのですが、下級生たちがなかなか練習に集中できない場面がありました。そこで、6年生だけでも練習を始めて真剣な空気感をつくり出してみると、下級生も自然と取り組んでくれるように。

3人のリーダーだけで全員をまとめることは大変です。6年生のみんなに協力してもらったことで、うまくいきました。

井上普段の学校生活ではなかなか接することのない下級生とも、チアを通してしっかりと信頼関係を築いていきたいです。

米田他には、みんなでストレッチをしている時に、一部のメンバーがおしゃべりをしていたことがありました。コーチに相談したところ、「ストレッチの時のおしゃべりについてどう思うか」意見を出し合ってみたらというアドバイスが。困ったことが起きた時に、みんなで話し合い、ルールを決めていくことで、チームの結束力が強くなっていると感じます。

前田KIDS DOLPHINSは子どもたち自身のチームなので、自ら試行錯誤しながら取り組んでもらうことを心がけています。私たちコーチがいなくても、6年生を中心として、主体的に練習が進められる素晴らしいチームです。

岩永パフォーマンスの内容を考える時にも、主体性を尊重するという観点から、どんな曲で踊りたいか等、児童から意見をもらうようにしています。そうやってつくった作品を、みんなが楽しそうに踊ってくれている姿には、大きなやりがいを感じますね。

関西学院で学んだりチアに取り組んだりする中で、どのように成長できたと思いますか?

岩永チアリーダー部の活動では、関西学院の輪を実感する場面が多々ありました。同窓会の支部総会へ出演する際には、多くの卒業生と交流できます。またKIDS DOLPHINSの活動では、児童だけでなく、運営を担われている保護者の方々とのコミュニケーションが欠かせません。チアを通してたくさんの方と出会えたことで、自分の世界が広がったと感じます。

前田コーチを務める中で感じるのは、児童から学ぶことがとても多いということ。困っている友達に声をかけたり、学内はもちろん駅などで会った際にも元気よく挨拶をしてくれたりする姿を見ていると、見習いたいと感じます。

米田6年間、初等部の先生から学んできた思いやりの心を、KIDS DOLPHINSの活動でも発揮できているのかなと思います。大きな声での挨拶は、された相手も嬉しい気持ちになるし、自分自身にも気合が入るので、普段から心がけていることの1つです。

前田とても素晴らしい姿勢ですね。KIDS DOLPHINSのみんなのおかげで、教える側と教えられる側が、共に学ぶことの大切さを実感できました。「Winter Festa」で大学生と小学生のコラボステージを実現させ、学び合える機会をもっと増やしたいと考えています。

井上授業や課外活動で大学生と接することができるのは、関西学院初等部の魅力の1つです。こうした縦の繋がりから、自分は関学の一員だと感じる場面が多いので、テレビで関西学院大学出身のスポーツ選手が活躍しているのを見たりすると、とても誇らしい気持ちになります。これからも関西学院で学び、成長していきたいです。そして、大学生になったらDOLPHINSに入ります!

初等部の授業では、仲間同士で意見を交換する場面がたくさんあります。5年生の時に授業の司会・進行役を経験する機会があり、人に何かを伝えることの難しさを知ると同時に、おもしろさも感じました。普段からそのような立場で私たちを引っ張ってくれる、初等部の先生やチアの大学生コーチたちは私にとって憧れの存在です。将来は学校の先生になって、人を笑顔にできる指導者をめざしたいと思います。

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