入部のきっかけについて教えてください。

豊川私は大学生コーチとして、彼女らの指導を行っています。私も高校時代はサービスリーダーズに所属していました。大学でもチアを続けていたのですが、ケガで引退することに。それでも大好きなチアに関わり続けたいと思い、コーチの活動を始めました。

サービスリーダーズの活動について教えてください。

山西主な活動内容は野球部とアメリカンフットボール部の試合応援です。アメリカンフットボール部の試合ではハーフタイムのショーにも出演します。その他、文化祭等の学校行事も貴重な演技披露の場です。練習は週に5回あり、運動部のシーズン中は毎週末のように応援に出向くこともあります。1年生の指導から音源の編集まで何でも生徒主体で活動するのがサービスリーダーズの特徴。3年生は全員役職についていて、私はキャプテンを務めています。

今東役職の割り振りも自分たちで話し合って決めます。私は裏側から部を支えたいという思いで副キャプテンに。主な役割は練習スケジュールの管理です。部員全員に目を配り、コンディションやモチベーションを踏まえながら練習時間を設定しています。

岡本私も今東さんと一緒に副キャプテンを務めています。担当しているのは練習メニューの調整。効率良く必要な練習をこなせるように計画を立てます。その際、最も重視しているのがコミュニケーションです。部員の意見に耳を傾け、コーチにアドバイスをいただきながら進めています。

豊川私たちコーチの役割はあくまでもサポート。第三者として俯瞰的に見守り、必要な場面で部が円滑に回るように助言しています。また、サービスリーダーズは単なる部ではなく、各種委員会と並ぶ学友会（生徒会）直属の組織。学校の代表として活動する立場上、普段の学校生活における振る舞いや練習に臨む態度等、技術以上に心構えが大切です。サービスリーダーズとしての自覚が育つよう、時には厳しく指導することもあります。一方で、歳の近いお姉さんのような存在として、相談しやすい関係を築くのも重要な役目。生徒たちは素直で、吸収が早く、成長を見守るのがとても楽しいです。

活動の中でやりがいを感じるのはどのような時ですか。

岡本上達を実感できた時もやりがいを感じる瞬間です。振りや歌など覚える事が多く、また柔軟やトレーニングは一日でも欠かすと衰えるので、練習がない日も自主練に取り組んでいます。ハードな毎日ですが、理想のチアリーダー像に近づくことがモチベーションです。また、同じように努力している仲間の存在も大きな支えになっています。それを最も強く感じたのは、ケガをした時のこと。踊れなくなり一度は退部しましたが、先輩や同期のサポートがあり、徐々に活動を再開できています。コーチも自身の経験に基づいた親身なアドバイスや励ましの言葉をくださり、もう一度頑張ろうと思えました。

豊川私自身ケガが原因で引退した時、非常に落ち込みました。そんな時、サービスリーダーズの顧問の先生にコーチになるお話をいただいて励まされたことが今でも心に残っています。だからこそ、自分の経験を活かして少しでも力になれたらと思っています。ケガを抱えながらの活動は大変ですが、それでもチームを様々な形で支えようとする岡本さんの姿勢には、心を打たれました。

岡本サービスリーダーズの一番の魅力はこうしてお互いを支え合い、高め合えることだと思います。今後もチームで一丸となって、見る人にパワーを与え続けたいです。

山西一人ひとりが努力を惜しまず、切磋琢磨してきたからこそ、今のサービスリーダーズがあります。今後も学校の代表としての自覚を持ち、色々な人たちからより愛される部をめざします。