Family Voice

Profile

関西学院大学社会学部社会学科を卒業し、2022年春から住宅メーカーに就職する岡本理花さん。
名古屋で生まれ育ち、地元の愛知淑徳中学校・高等学校に通った岡本さんは、大学入学を機に親元を離れて関西へ。学業・サークル・アルバイトなどすべてに全力で取り組んだ学生生活を経て彼女が選択した道は、偶然にも関学出身の姉と同じ住宅業界でした。

やりたいことに次々とチャレンジし濃い4年間を過ごしました。

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関西での暮らしと美しいキャンパスに魅せられて関学へ。
私は名古屋で生まれ育ったのですが、関西で暮らすことに憧れがあり、関西の大学に進学したいと考えていました。父が芦屋出身なこともあり、年に何度か神戸や大阪に遊びに来ていたので、関西にはとても愛着を持っていたのです。関西学院大学を選んだのは、興味があったメディア学を専攻できること、姉や部活の先輩が通っていたことなどいくつか理由がありますが、一番の決め手は美しい学舎で過ごすキャンパスライフへの憧れです。受験勉強中は、時計台の写真をスマホのホーム画面にしてモチベーションを上げていました(笑)。
周りの人たちに恵まれ楽しく充実した日々。
入学後は、高校時代から憧れていたダンスサークルに所属し、大会に向けて練習に打ち込みながら、社会学部の学生交流プロジェクトやアルバイトなど様々なことにチャレンジしました。高校時代は、部長を務めたダンス部の活動が生活のほとんどを占めていましたが、大学ではダンスを続けながらも多くのことにバランス良く取り組むことができ、とても楽しく充実した毎日でした。 優しくて教育熱心な先生方に出会えたことも、大学で得た貴重な財産。特にお世話になった先生には、ゼミの選考や卒業論文の執筆など、私が行き詰まっている時に何度も助けていただきました。先生方をはじめ、信頼できる友人や先輩・後輩に囲まれ、本当に周りに恵まれた4年間だったと思います。
初めてのひとり暮らしが成長のきっかけに。
初めてのひとり暮らしは、大好きな関西で自由に生活できることがとても楽しく、日々アクティブに過ごしていました。父と母が名古屋からときどき様子を見に来ていたので、家族が近くにいてくれるという安心感があったからこそ、のびのびと楽しめたのかもしれません。初めは洗濯機や炊飯器の使い方もわからないほど家事経験がありませんでした。ひとり暮らしを通して生活する力が身につき、家族のありがたさも実感できたので、良い経験になったと思います。
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すべてに全力で取り組む姿を見て、確かな成長を実感。

:中高ではダンス部の活動に没頭し、全国大会出場、テレビ番組への出演など、数十人の部員をまとめる部長としてよく頑張っていました。初めてのひとり暮らしで、親としては最初の頃はとても心配しましたが、本人はすぐに慣れたようで、学業・サークル・アルバイト・遊びとすべてに全力で取り組んで充実している様子でした。高校時代は部活一辺倒でしたが、大学生活を経て人間としてバランスの取れた子に成長してくれたと思います。

:理花は3人きょうだいの末っ子で、3歳くらいまでは大人しい性格かと思っていましたが、幼稚園に入園してから少しずつ変わり、明朗快活な性格になっていきました。おしゃべり上手な子で友達も男女問わず多かったです。長女と同じ大学を志望したことには驚きましたが、子どもが親元を離れてひとり暮らしをすることは長女の時に経験済みでしたので、全く反対はしませんでした。とはいえ心配で、連絡はこまめにしていましたし、一日でも返信がないと気が気ではありません(笑)。週末には様子を見に行くこともよくありました。

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自分にとっての仕事のやりがいに向き合い住宅業界への就職を決意。

アルバイトでの経験が将来を考えるヒントに。
中高生の頃からメディア業界に関心を持っていたので、大学進学の時もゼミに所属する時も、メディア関連の道を選んできました。そのため、就活を始めた頃は、テレビや広告といった業界をまず一番に考えました。でも、実際にインターンシップや先輩訪問をするうちに、自分が本当にやりがいを持って働けるのはメディア業界ではないのかもしれないと疑問を持つように。一度立ち止まって考えてみた時に気づいたのは、今の自分がやりがいを感じていることは塾講師のアルバイトだということ。生徒たちとの信頼関係を作っていくことが、自分にとってのやりがい、喜びだと気づき、将来の仕事においてもBtoCでお客さまと直接関わって信頼関係を築いていくような働き方がしたいと思うようになりました。
お客さまと近い距離で働きたい。人の生活に密着して支えていくような仕事がしたい。そんな観点で改めて考えた時、住宅・不動産・鉄道といった業界に関心が向きました。その中でも住宅業界を選んだのは、お客さまとの信頼関係を築き上げ、家という一生に一度の買い物を支えていけるところに大きな魅力を感じたからです。インターンシップで出会った社員の方々が自分の仕事に誇りと責任感を持って働いている姿に感銘を受け、今の内定先への入社を決意しました。
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悩みや迷いに寄り添い本人の決断を全力でサポート。

:就活に関する具体的な助言は夫に任せて、私はとにかく話を聞くことを心がけていました。アルバイトの経験が志望業界や職種に結びついたと聞き、娘にとって非常に意味のある4年間で、人間としての成長につながっているのだとうれしく感じました。長女も住宅メーカーに勤務しているため偶然にも同じ業界になりますが、本人が丁寧に考えて導き出した道をこれからも応援したいと思います。

支えてくれた家族や友人のおかげで乗り越えられたコロナ禍の就活。

就活でひたすら自分と向き合った経験が自信につながった。
就活で一番苦労したのは、自分自身を理解すること。自分が何をやりたいのか何度も見失いそうになりましたが、両親や友人が支えてくれたおかげで乗り越えられました。就活ほど自分自身に向き合う経験は、後にも先にもないかもしれません。自分の強みや弱み、どんなことにやりがいを感じるのかを考え抜き、理解できるようになったことで、以前よりも自分に自信を持てるようになりました。コロナ禍でオンライン中心の就活だったため、実家に帰って就活をするという選択肢もありましたが、対面授業もあったのでひとり暮らしを続けながら就活に取り組んでいました。
両親には電話やオンラインで相談することが多く、母に悩みや迷いをじっくり聞いてもらったり、父に面接に関する具体的なアドバイスをもらったりしていました。離れていてもいつも頼りになる存在で、とても感謝しています。勤務地については、馴染みのある土地で働きたいと考えていました。内定先の企業は東京に本社があり、全国転勤の可能性がありますが、入社時から数年の間は地元か出身大学の近辺の勤務になるケースが多いということも、入社を決めた1つの理由です。初めての社会人生活で大変なこともあると思いますが、住み慣れた土地で頼れる家族が近くにいる環境でスタートできることは良かったと感じています。
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助言はしつつも、あくまでも本人の意思を尊重。

:志望度の高い企業の面接の際には、娘から逐一電話で連絡があり、私の経験から言える範囲でアドバイスしていました。ただし具体的な業種や企業については、「ここは良い、ここはやめたほうがいい」といったことは一切言いませんでした。実際に働くのは娘なので、親が選り好みするべきではないと考えていたからです。勤務地についても、親としてはできれば地元にという思いがありましたが、本人の希望に任せました。結果的には、最初の数年は地元勤務になる可能性が高いということで、不安が多い新人時代を地元で過ごせることに安堵しています。

今しかできないことにたくさん挑戦して
充実したキャンパスライフを。

常に挑戦する姿勢で仕事もプライベートも充実させたい。
コロナ禍を経験して、今まで当たり前だと思っていた日常の尊さを痛感し、限りある時間と周りにいる人たちをもっと大切にしたいという気持ちが強くなりました。あの頃は楽しかったと過去を振り返るのではなく、常に新しいことに挑戦し、様々な価値観を持つ人と出会い、刺激のある日々を過ごしていきたいです。仕事もプライベートも充実させて、いつも楽しい!と思えるような人生を歩みたいと思います。
私の両親は、これまで私がやりたいと思ったことを一切否定せず、のびのびと育ててくれました。恵まれた環境だったと心から感謝しています。今まで大切に育ててくれた分、立派な大人に成長して恩返ししていきたいです。
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学生時代の経験や出会いが将来につながるはず。
関西学院大学には、やりたいことに挑戦できる場がたくさんあります。ダンスサークルに所属すること以外は、特に大学でやりたいことを決めていませんでしたが、入学前には想像もしなかったほど様々な経験を積むことができました。挑戦できるフィールドがあり、支えてくださる教職員の方々や一緒に楽しんでくれる友人たちがいたからこそ、濃い4年間を過ごせたのだと思います。皆さんも多くのことにチャレンジし、多様な価値観に触れて、今しかできないことをたくさん経験してほしいです。私がアルバイトを通して仕事のやりがいに気づいたように、きっと様々な経験や出会いがヒントになり、将来の選択肢を広げてくれるはずです。コロナ禍で学生生活が制約され、大変なこともあると思いますが、4年間を精いっぱい楽しんでください。

“Mastery for Service ”の精神が根づく素晴らしい大学

理花が選んだ住宅メーカーの仕事は、売るものが一軒数千万円の戸建て住宅という商品ですから、プレッシャーやストレスも非常に大きいはずです。しかし自分でやると決めたからには、生来の明るさやバイタリティー、ダンスサークルで培ったリーダーシップ、そして関西学院大学で学んだという誇りを胸に、重圧に打ち勝ち、乗り越えていってほしいと思います。そして、これまでの「好かれる若者」から「尊敬される大人」「頼られる社会人」へと脱皮してくれることを願っています。
我が家は長女と次女が関西学院大学のお世話になったわけですが、思い返せば長女が高校2年の時、芦屋へお墓参りに行く途中にたまたま立ち寄り、長女が一目見た瞬間に「私はこの大学へ行く!」と決めたことが最初のきっかけでした。今では私も妻もすっかり関学ファンになりました。

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関西学院大学の学生たちには、スクールモットーである“Mastery for Service”の精神が自然に備わっているように思います。娘も多くの友人の皆さんに支えられ、逆に娘も友人を支える存在になっていて、お互いへの奉仕の精神が大学全体に根付いているように感じました。これから学生生活を送る皆さんも、そんな奉仕の精神をあらゆる場面で享受できるのではないかと思います。関学生であることを一生の誇りにできるような日々を過ごし、学生生活を満喫していただきたいです。コロナ禍が一日も早く収束し、あの素敵な学舎でのキャンパスライフが戻ってくることを心からお祈りしています。

関学で過ごす4年間は、かけがえのない財産

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我が家は長女と次女が計8年間、関西学院大学の上ケ原キャンパスで学生生活を過ごしました。美しい校舎と充実した設備、活気のある学生、熱心な教職員の方々……。娘たちを通わせて本当に良かったと思っています。何より娘たち自身が、関西学院大学が大好きです。この大学で体験し得たものは、かけがえのない財産となっていくでしょう。これから学生生活を過ごす皆さまも、コロナ禍で不自由が多いかと思いますが、だからこそ一日一日を大切に過ごしてほしいと思います。保護者の皆さまは、お子さまが自宅から通う場合もひとり暮らしをされる場合も、お子さまを信じて、独り立ちしていく過程を応援してあげてください。