関学生のスピリッツと
つながりを支えに
自分らしく活きる場を創造する
人を想い、場を創るその理念を、事業にはもちろん、社員にも貫くオカムラへ
井上 小さい頃から工作やDIYなどモノづくりが好きで、やがて建築やインテリアに興味をもつようになり、将来は空間に関わる仕事に就きたいと考えていました。オカムラを選んだのは、オフィス家具メーカーでありながら、家具販売だけではなく空間提案まで行っているところに惹かれたからです。
三好 就職活動をしていて感じたのが、メーカーには福利厚生がしっかりしている会社が多いということ。様々な業種のメーカーにエントリーしましたが、中でもオカムラは、社員の働き方への意識が高く、ワークライフバランスを大切にする環境が整っています。プライベートも安定するのではないかと思い、入社を決めました。
岡本 インテリア業界に興味があった私に、先輩が勧めてくれたのがオカムラでした。当時、オフィス家具というジャンルがあることさえ知らなかったのですが、調べるうちに、人と人とが交流し、活動する場になるオフィスづくりに携わりたいと思うようになり、志望しました。
より良いものを追求することで得られる、喜びや出会い
三好 現在私が携わっているのは、オフィス家具の法人営業です。コロナ禍を経て、単なる“モノ売り”ではなく、モノによって企業が抱える課題を解決する“コト売り”が求められるようになりました。課題は教えてもらうものではなく、見つけるもの。ヒアリングを通して課題を抽出し、そこにアプローチできる製品を提案するコンサルティングを行い、顧客の要望に応えています。印象に残っているのは、3フロアを有する大手企業のオフィス環境を提案する4社コンペで勝ったこと。現在まさに進行中ですが、長期にわたるため思い入れも強くなりますし、クライアントとの信頼関係もできてきて、やりがいを感じます。
井上 2024年春から営業戦略部所属となりましたが、異動前はショールームで、個人のお客様への営業を行っていました。コロナ禍の影響で、多くのお客様が自宅の仕事環境を整えるために足を運んでくださりました。特に良く覚えているのは、長時間座ることになって腰が痛いというお悩みを抱えたお客様が来店された時のことです。私がおすすめした椅子の機能を体感され、表情が明るくなられたのを見て、とても嬉しかったですね。現在は、オフィスビルなどの計画を担う設計事務所への提案活動に従事。建物の計画段階で家具や間仕切りを提案し、実際に採用が決まれば営業担当に引き継ぎます。スムーズに営業してもらうために、設計のお手伝いを通じて土台を整えるような仕事です。実績が形になるのは1年以上先なので、地道に頑張っていきたいと思います。
岡本 経理、営業アシスタント、秘書を経て、今はコミュニティマネージャーとして主に「共創空間」の運営を担っています。オカムラが運営する「共創空間」は、様々な人が集まって交流し、「働き方」について考え語り合う、新たなアイデアが生まれる場です。「働く」にまつわるイベントやプロジェクトを実施し、企業・大学・自治体といった様々なステークホルダーとの信頼関係を構築して、新規事業開発・物件・リクルートなどの成果につなげることが使命。関係者の多い仕事だからこそ、本音を話してもらえるよう、まずは自分がオープンコミュニケーションを実践することを心がけています。また、「共創空間」でのプロジェクトから派生し、大学で「働く」にまつわる講義を担当させていただく機会も。その講義がきっかけで入社してくれた社員が、共創空間の運営に携わりたいと志願してくれて、現在同じチームで働けていることがとても嬉しいです。
社会人としての土台をなす大学時代の学びや経験
岡本 大学時代はフットサルサークルに所属し、充実した日々を送っていました。サークルの友人とは学年を越えてフラットに話せるのが楽しく、空き時間があれば集まっていましたね。勉強面では社会学を通じて、社会を多角的に捉えることの重要性を学びました。お茶やマンガなど身近なものから世の中を見つめるユニークな授業が印象に残っています。現在のコミュニティマネージャーとしての業務においては、いろいろな観点から「働く」ことについて考えることや、多様な方々と交流することが求められます。その実践において、学生時代の経験や社会学の基礎が活かされていると感じています。
三好 私はサッカーとフットサル、2つのサークルに所属。ボールを蹴らない日はないほど力を入れていました。サッカーでは全国大会で、1、2年次に優勝、3、4年次に準優勝を経験していて、4年連続で全国大会の決勝に進んだことが自慢です(笑)。フットサルでも、仲の良い友人とチームを作って全国大会に出場し、優勝することができました。どちらも高校時代とは違い、先輩との上下関係は厳しかったので、活動を通して、社会人に求められる礼儀を身につけられたと感じています。様々な人がいるチームでうまくやっていけるように努めたり、他学年と交流したりする中で、コミュニケーション力も磨かれました。単に失礼のない振る舞いを意識するだけではなく、社内のメンバーや顧客の一人ひとりに対して、どのような対応が関係を深めることにつながるのかを考え、実践する上で役立っています。
井上 専攻の授業に加えて、建築士プログラムを履修しながら、軽音サークルにも所属していました。苦労したのは勉強とサークル活動の両立です。特に建築士プログラムの課題の提出時期と、ライブの出演枠を争うサークル内の選考会に向けた準備期間が重なった時には大変でした。乗り越えられたのは、建築士プログラムを受講しているサークルの友人と支え合えたからこそだと思っています。建築士プログラムでは、神戸三田キャンパス近くの土地に学生寮とカフェを計画する課題が出されたのですが、2025年春、その土地に学生寮、インキュベーション施設、商業施設からなる複合施設「KSC Co-Creation Village」が実際に開設されると聞いて、ぜひ行ってみたいと今からワクワクしています。建築士プログラムで得た知識は、設計事務所の方と専門的な会話をする場面で役立っています。また、同じバンドの先輩方の足を引っ張ることのないよう必死に練習したこと、大きなプレッシャーの中で選考会に臨んだことを通して、忍耐力が身につきました。現在取り組んでいる設計事務所への提案活動では断られる場合も多いのですが、気持ちを切り替え、新たに準備して挑戦することができています。
社会人になって実感する“関学愛”という財産
三好 サークルの仲間との交流は今も続いていて、たまに会い、近況を報告し合っています。
井上 軽音サークルで一緒に頑張った仲間とは仕事の話もするのですが、頑張っている様子を耳にすると、モチベーションがアップしますね。
岡本 関西から東京に異動になった私にとって財産となっているのが、東京での同窓とのつながりです。きっかけは、異動して間もない頃、仕事で出会った関学出身者の紹介で参加した、関西学院大学が卒業生を対象に開講している生涯学習プログラム「三日月塾」。全10回ほどの講座で、第一線で活躍されている同窓の先輩方の経験談を聞くことができ、講座後には食事をしながら懇親を深められます。異動になって不安だったところに、新たなコミュニティや友人をもつことができました。こうした取り組みを行っている大学は珍しいのではないでしょうか。関学出身で本当に良かったと思っています。
井上 同窓の先輩方が数多くおられることは、関西学院大学の魅力の1つですよね。関学出身者はフレンドリーでタフ、芯があり、自分の良さを活かして道を切り開いている方が多いと感じます。社外の方でも、関学出身という共通点のおかげで、すぐに打ち解けられたこともありました。
岡本 企画したイベントで講師として登壇する際に、プロフィールに関学出身と書いていると、同窓の方が必ず話しかけてくださります。
三好 関学出身というだけで仲良くしてくださるという印象です。優しくて面倒見の良い方が多いと思います。
井上 社内の同窓の先輩の一人には、いつも仕事の相談に乗っていただいています。業務で直接関わることは少ないのですが、声を掛けやすい存在で、とても心強いです。
さらなる成長や会社・社会への貢献をめざして
井上 目標は、オールマイティな人になること。いろいろな部署を経験して視野を広げ、幅広く対応する力を養いたいと思います。
三好 オカムラでの仕事を充実させ、ワークインライフを実践したいです。現在も大阪府社会人リーグでサッカーを楽しんでおり、10年後も続けていたいと考えています。
岡本 共創活動を通じて、働く人の心に灯をともしていきたいです。日本の「働く」をより良くすることに少しでも寄与できればと考えています。関学生の皆さんに伝えたいのは、“Mastery for Service”の精神や関学生であることは、社会で活躍する上での支えや強みになるということ。在学中だけではなく卒業後も、関学生とのつながりを大切にしてください。
井上 大学生活は、好きを突き詰めるも、新しいことに挑戦するも自由。私自身はコロナ禍の影響で、留学をはじめ、挑戦したくてもできなかったことが少なくありません。学生の皆さんにはぜひ、やりたいことを全部やってほしいと思います。
三好 サークル活動も勉強も大学時代ならではの経験だと思います。時間を自由に使えるという学生の強みを最大限に活かして、いろいろなことに取り組んでみてください。
神奈川県横浜市西区北幸1丁目4番1号
天理ビル19階
単体:3,940名(2024年3月現在)
人を想い、人が活きる場を創ることをミッションとし、オフィス環境事業、商環境事業、物流システム事業、パワートレーン事業の4つを柱に、人と社会に最適な環境づくりを展開しています。オフィス、商業施設、物流施設のほか、図書館、病院、学校など幅広いフィールドにおいて、理想の空間づくりを追求。先進的なものづくりと徹底したコンサルティングサービスにより、製品開発から空間コンセプトの立案、内装デザイン、建築・設備工事まで、空間づくりに関わるすべてのサポートを行っています。製品の機能性・デザイン性の高さも強みの1つ。グッドデザイン賞の受賞実績は業界トップクラスを誇ります。