関西学院大学での経験と
“関学愛”を強みとし、
幸せな「いつも」を支える存在へ
より豊かで快適な住まいと暮らしの実現をめざすLIXILブランドに惹かれて
大坂 大学では建築を学んでおり、インテリアにも興味があったため、住宅関係の企業で働きたいと考えていました。LIXILを選んだのは、製品が自宅に設置されていたことやショールームに足を運んで良い印象を抱いたことがきっかけです。
野村 私も建築を専門に学んでいました。住宅設備メーカーを志したのは、住宅環境に関する専門知識を身につけていく中で芽生えた、「住宅に携わる仕事がしたい」という思いから。中でも、住宅設備を総合的に扱う幅広さに魅力を感じ、LIXILに入社しました。
北川 衣食住に関わる仕事がしたいと考え、業界を絞って就職活動を進めていました。LIXILにエントリーしたのはLIXIL製品と、住宅をトータルにコーディネートできるという強みへの興味からです。決め手は、LIXILで働くOB・OGとの出会い。学生からは聞きにくいことや知っておくべきことを率直に語ってくださる姿に、「一緒に働きたい」と強く思いました。
行徳 LIXIL入社のきっかけとなったのは、大学時代に3年間続けた飲食チェーン店でのアルバイト経験です。自社のモノを通してお客様に笑顔になっていただく喜びを実感し、有形商材のメーカーで働きたいと考えるようになりました。LIXILに決めたのは、お客様の人生に密接に関わる住生活分野において、高いプレゼンスを有する企業だったからです。
挑戦の先にある成長やお客様の笑顔が、原動力に
大坂 現在、リフォームの潜在顧客とのタッチポイントとして大型ショッピングモール内に開設された新業態の店舗「LIXILのリフォーム」に勤務しています。担当しているのは、店内展示の考案やイベント・広告の企画といった運営業務。実績データ分析や店舗メンバーへのヒアリングをしながら、来店組数増加や成約率向上のための施策を検討し、試行錯誤を重ねる日々です。今は私が提案した、ショッピングモール内の他店舗とのコラボレーションイベントの準備を進めているところ。ターゲットである50代・60代の方に興味を持っていただける健康をテーマに展開する予定です。効果がありそうだと感じたことを試すことができ、お客様の反応などからその成果が目に見えて分かるところが、この仕事の魅力だと思います。
野村 工場での生産管理業務を経て、2023年7月、生産管理を担う本社部門に異動しました。各工場の管理レベルや管理業務改善活動をまとめてフィードバックを行うほか、生産の効率化に向けた業務改善の検討・推進にも携わります。生産に影響するトラブル発生時には、他の工場から応援や部材をまわせるか否かの確認をとるなど、対策本部としての役割を担うことも。扱うデータや製品の幅が大きく広がりましたが、一つひとつ学んでいく中で得られる、できることが着実に増えているという実感がやりがいにつながっています。
北川 営業管理部に所属しています。営業部門の業績管理を通して、事業利益計画の達成支援をすることが主な業務。半期ごとに販売・損益などの計画を立て、目標に対して現状の業績を見える化し、課題を見つけた上で、会議において経営判断や戦略立案のための材料を提供しています。2023年は2年間にわたり準備してきた新しい社内システムの導入が実現。社内の関係者との協働のもと、想定される課題を洗い出し、各課題を解決しながら進めることは大変ながら楽しくもあり、大きな達成感を得ることができました。
行徳 新規事業開発部門で、泡が出るシャワー「KINUAMI(キヌアミ)」のマーケティング全体をリードしています。類似商品のない全く新しい商品ですが、顧客調査や市場分析をもとに隠れたニーズを深く理解し、商品の特長を最大限引き立てるマーケティングプランを策定。戦略に沿った施策をチームメンバーと共に展開しました。結果、「KINUAMI」が世の中に受け入れられ、役に立つ商品として市場に浸透していることを感じられるように。特にやりがいを感じたのは、お客様からの声をいただいた時です。生活を豊かにする一助となっていることが分かり、大きな喜びを感じました。
大学で得た強みを糧にLIXIL、そして社会への貢献をめざす
野村 大学時代は、建築コースで課題に常に追われていて、友人と協力しながら乗り越えたことが印象に残っています。遅い時間まで作業をすることも少なくなかったのですが、建築コースには、そういう大変な状況を楽しんでいる雰囲気がありました。力を入れたのは、3年生の時にグループで取り組んだ、照明と心理の関係性についての研究です。コロナ禍以前だったので、被験者を集めて実験を行うことができました。被験者集めにも実験にも多くの時間を要しましたが、役割を分担しながら発表に間に合うよう進めたことを覚えています。こまめに進捗を共有しながらチームでスケジュール管理をすることの重要性を実感し、常に意識するようになりました。現在の部署では打ち合わせで1日が埋まることもあり、合間にすべきことを事前に考えておかなければ、日々のタスクを管理できません。研究を通して自分に合った管理方法を見つけていたことが、今の業務に役立っていると感じています。
大坂 私も野村さんと同じように、忙しい日々を送っていました。その中で友人は、学びにおいて刺激を与えてくれるだけの存在ではなかったと感じます。今も忘れられないのは、模型作りのために大学に泊まり込んだ時のこと。コンビニエンスストアに夜食を買いに行ったり、深夜のキャンパスに寝転がって流れ星を見たり・・・。多くの楽しい時間を共有しました。仕事に活きていると感じるのは、多忙ながらも4年間続けた接客業のアルバイトです。議論が難航した時にもぶれることなく、常にお客様目線で考えることができています。
行徳 ゼミ活動、サークル、アルバイトと毎日が充実していました。最も力を注いだのはディベートに打ち込んだゼミ活動です。複数のディベート大会での勝利に向けて勉学に励みました。テーマに関連する論文や白書を読み込み、徹底的に情報収集、分析、仮説の論証を繰り返したことにより、論理的思考力と傾聴力が培われました。論理的思考力は、マーケティング戦略策定の重要なツール。課題を明確に定義して、それに対する最適解を導き出すためには、論理的に考える力が不可欠です。また傾聴力は、マーケティング戦略や具体策についてチームで議論する際に役立っていますね。議論においては意見の相違が生じるもの。相手を尊重し、意見を受け止めることで、チームとしての最適解にたどり着くことができています。
北川 東日本大震災の際、大学から夜行バスで宮城県まで、ボランティア活動に行ったことが記憶に深く残っています。当時の学長から声明が出されたのですが、関西学院のスクールモットー“Mastery for Service”に基づいて、あなたにできることをやりなさいという言葉に感銘を受け、参加を決めました。涙を流しながら体験したことを話してくださる被災者の方々を前に、ただうなずくことしかできない自分に無力さを感じたこと。それでも自分にできる精一杯のことをやったこと。その時の気持ちは、今も心に焼き付いています。仮設住宅にトイレなどの設備を提供できる会社の魅力を肌で感じる1つの機会にもなりました。業務においては、統計学のゼミで生産性の向上について学んだことが役立っていますね。統計学とは、バラつきのあるデータから数値上の性質や規則性・不規則性を見い出す学問。様々な業績データを分析し問題点を見つけ出す今の仕事に直結しています。
卒業後にこそ体感する、温かな“関学愛”
野村 大学の同期とは今もよく連絡を取り合っています。全く違う仕事をしているので、会って話すと新鮮ですね。
大坂 私も苦楽を共にした友人、特に東京にいる同期とは頻繁に会っています。社内だと、マーケティング部に配属されたのは入社1年目だったのですが、3つ上の先輩が関学出身者でした。質問などもしやすいので、ありがたかったです。
北川 親しみが持てますよね。私は最初に配属された営業所に関学出身者が2人いらっしゃって、相談しやすく、心から「関学生でよかった」と思いました。転勤を二度経験していますが、全国各地に関学出身の先輩がおられるので安心です。就職活動の際も卒業生としてアドバイスをしてくださり、後輩のことを思ってくれているなと感じました。私もそうありたいですね。
行徳 先輩方との交流を通して、OB・OGの関学愛を感じます。違う部署なのに、関学というつながりから話が盛り上がったり、個別に相談に応じてくださったり・・・。自然と特別な関係が形成されているように感じます。
行動することで見えてくる、進むべき道
野村 毎日の授業でも、「面白い」と感じる部分を意識しながら受けていると、だんだん自分の興味の方向が見えてきます。色々な経験をして、自分が楽しめるものを増やしていってください。
大坂 挑戦は何度でもできます。そのベースとなる、自分がやりたいこと、大事にしていることを信じ、大切にしてほしいです。
北川 私自身は、自分で決めることを大事にしていました。そうすることで責任を持って取り組むことができ、達成感も得られます。皆さんにもぜひ、実践してほしいと思います。
行徳 まずは、自分の可能性を信じて、様々なことにチャレンジをしてほしいです。そうすることで熱中できるものが見つかり、自分の進むべき道も見えてきます。そして、大学時代にできた友人との縁を大切にしてほしいと思います。卒業後も互いに支え合い、励まし合える特別な存在になるはずです。
東京都品川区西品川一丁目1番1号
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連結: 55,624人(2023年3月現在)
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