私もK.G.です IN THE COMPANY

自由な校風のもと
挑戦を重ねた経験を活かし、
技術で世界を豊かにする。

田中:私が京セラへの入社を決めた最終的な理由は、長く働き続けられそうだと感じたからです。また、社員一人ひとりが会社や同僚を好ましく思って働いている雰囲気が印象的で、「私も仲間に加わりたい」と感じました。

黒津:私の志望のきっかけは、京セラが掲げる「アメーバ経営」という経営手法に惹かれたことです。アメーバ経営とは、小さな集団ごとにリーダーを決め、全社員の意見を吸い上げる手法で、共同経営に近い考え方です。学生時代に所属していたアメリカンフットボール部の運営方針と似た考え方だったため、興味を持ちました。私が所属していたころの部員は約200名。日本一という大きな目標のために、各ポジションや役割ごとに目標と方針を決め、日々練習を重ねていました。部活動で大勢の人と関わりながら努力した在学時の経験を活かしたいと考え、様々な業種の方と接する機会のある職種を志望。念願叶って営業部に配属されました。

岡治:技術者が活き活きと研究している様子に惹かれ、入社を決めました。就職活動で様々な会社の座談会に参加する中、印象に残ったのが、京セラの技術者の方が研究・開発について、目を輝かせて熱く語っている様子。私自身も、自分の仕事を熱弁したくなる場所で働きたいと思うようになりました。大学院で光化学を学んでいたため、光に関する製品を多く取り扱っている京セラで経験を活かしたいと考えたのも、入社を決めたきっかけの1つです。

岡治:私の担当業務は、「光電気集積モジュール」という製品の開発です。電気信号を光信号に変換して送受信するために使われるもので、ゆくゆくはデータセンターなどのサーバー内に搭載される予定です。出荷までの過程には数多くの検査が必要。そのため、事業化をめざすうえでは、それぞれの検査の効率化と生産性アップが欠かせません。長時間を要する工程の短縮に向けて、効率的な評価方法・機器の提案のほか、それに伴う評価方法のマニュアル化にも取り組んでいます。

黒津:車載部品メーカーの多い愛知県で、車や携帯の内部に搭載されるコンデンサやダイオードなどの電子部品の営業を担当。既に採用いただいている京セラ製品を安定的に供給するための業務のほか、量産対応や新規採用に向けての働きかけも行っています。具体的には、安定した生産供給のための工場とのやりとり、クライアント訪問やWeb打ち合わせによる売り込み・提案などです。初めて製品の新規提案を行ったのは、入社からわずか5か月しか経っていないころ。ハイブリッド車などに搭載されている「車載安全装置」に関する部品を提案しました。プレゼンを指導してくださった職場の上司や先輩、技術面の知識を補強してくださった工場の技術者の方など、多くの方々の支えのおかげでお客さまに弊社製品の優位性を感じていただけ、有償サンプルの受注を獲得。サポートしてくださった周りの方へ、「受注」という恩返しができる営業のやりがいを強く感じた出来事です。

田中:京セラの特長は、年次を問わずに挑戦を後押ししてくれる社風。裁量の大きい案件を任せてもらった結果、黒津さんのような若手社員が大きく成長できるのは、素敵なことですね。私が所属する人事企画部HRイノベーション課のミッションは、価値あるデータサービスの提供により、社員個々人がその能力を最大限に発揮できる環境を作り、事業の成長と社員の幸福に貢献すること。人事関連データの分析・活用のためのデータ活用基盤の構築や、タレントマネジメントシステムの企画、従業員サーベイの企画・運用、社内SNSアプリの開発、データ活用を中心とした全国の人事関連部門の課題解決など、業務内容は様々。社員一人ひとりが心地良く働ける環境を作ることができる点は、大きなやりがいです。

黒津:京セラで働く上で感じるのは、社風が関学の校風と似ていること。どちらも、個人の「やってみたい」を後押しする自由な環境です。関学で積極的に挑戦してきたからこそ、現在も失敗を恐れずに行動できています。

岡治:在学当時、私が特に力を入れて取り組んでいたのは、大学院時代の研究です。なかでも学会発表や教授への報告会などの研究報告には特に力を入れていました。大学院の集大成である修論発表では、3か月以上前から準備を開始。通学時に毎日、発表のイメージトレーニングをするなど、研究に打ち込んだ日々が印象に残っています。発表の本番では、多くの教授からコメントをいただき、とても嬉しかったです。誰にでも分かりやすい資料作りや発表を心がけてきた経験は、現在も様々な業務で役立っています。例えば、新入社員研修では、技術的な内容についてのプレゼンを、専門外の部署の社員130名ほどの前で実施。研究報告で培ったスキルを活用し、スムーズに発表できました。

田中:関学生は、岡治さんのようにコツコツと努力している人が多い印象です。一見クールに見える人でも、内なる炎を燃やしながら、やりたいことに全力投球しているように感じます。

黒津:私が印象に残っているのは、体育会アメリカンフットボール部での活動です。学生日本一をめざしていた私たちは、学生が主体となって試合、練習、運営を毎年行っていました。私の役割は、ワイドレシーバーポジションの戦術リーダー。選手だけでなくコーチの目線も意識しながらメニューを作成し、メンバーをまとめていました。そこで身についた、自ら課題を見つけ、計画を実行する力は、社会に出てからも役立っています。

田中:私も黒津さんと同様、課外活動によって大きく成長できました。バスケットボールサークルに所属し、大会で勝つために仲間と練習を重ねることはもちろん、メンバーが個々の強みを発揮しながら楽しんで活動できるよう、イベントも積極的に企画・開催。スポーツも会社も、人々が協働して1つのものを作り上げていくところは同じです。個性を活かすチーム作りを行っていた経験が、社員一人ひとりが自分らしく働ける環境を作る人事の仕事に活かされていると感じます。また、大学時代に同じサークルで活動していた仲間が京セラで働いていることも心の支えの1つ。今後、業務で関わる機会があれば、学生時代からのチームワークを発揮したいです。

岡治:学生には、部活動・サークル活動やアルバイトと学業を両立している人も多くいましたね。試験前にコモンズで友人たちと勉強会を開いたのも良い思い出です。学内を散歩したり、友人と談笑したり、息抜きをしながら得意分野を教え合い、互いに良い刺激を与えられていたと感じます。

黒津:社会に出てからも、関学出身者とは、先輩・後輩を問わず、すぐに仲良くなれる気がします。岡治さんと私は入社研修で出会いましたが、同じ大学出身と知り、すぐに打ち解けることができました。関学出身者の同期の活躍は、「自分も頑張ろう」と良いモチベーションになっています。

田中:関学の先輩方も、様々なフィールドで活躍されていますね。京セラにおいても、私の案件に協力してもらった別の部署の先輩が関学出身だったことで、スムーズに仕事が進んだ経験があります。

黒津:関学での学生生活は、非常に自由度の高いものでした。時間の使い方を工夫すれば、自分のやりたいことに没頭できます。失敗を恐れず、たくさんの経験をしてください。そうすれば、自分のなりたい姿、将来像も自然と決まってくるはずです。

田中:将来の夢や進路がまだ決まっていない時こそ、可能性を広げることを心掛けてください。チャレンジを重ねるなかで、やりたいことや好きなことが見つかります。素晴らしい経験と成長の機会、そして刺激し合える仲間が、あなたを待っています。

岡治:大学生活の魅力は、複数の専門分野を学べるところです。様々なアプローチで学問を深められるのは、大学だからこそ。一生ものの仲間と共に、時に息抜きをしながら、学びたいことを思いっきり学んでください。