Advanced K.G.

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Episode.4

藤越 颯人(関西学院中学部・3年生)

藤越 颯人(関西学院中学部・3年生)

オセアニア英語研修旅行参加

自分から動けば、世界は応えてくれる! その気づきが僕を変えてくれました。

藤越 颯人(関西学院中学部・3年生)


 プログラムへの参加を決めたのは、オールイングリッシュの環境で過ごせば今以上の語学力を身につけられると思ったから。ニュージーランドではホームステイしながら現地の学校に通い、英語を使って国の歴史や文化を学びます。現地の授業は、日本とは全く違ったものでした。日本では先生の話をノートに書き写す時間が長かったのですが、ニュージーランドの授業は参加型。少人数でのグループワークや発表の機会が多く、必ず「あなたはどう思う?」と意見を求められます。例えば、一日の最後に一人ずつ今日学んだことを話して、みんなが質問する時間もありました。人前で話すのが苦手な僕にも必ず順番が回ってくるので最初は緊張しましたが、回を重ねるうちに、発言することでみんなとより深く関われるんだと気づき、次は何を言おう、どんな反応があるだろうと楽しみになっていきました。休み時間には校庭でバスケをしている生徒が大勢います。いつもは誰か誘ってくれないかと思いながら見ているだけでしたが、授業で人と関わる楽しさを感じていたので、仲間に入りたいと自分からアピールしてみました。すると彼らは快く受け入れてくれたんです。一緒に対戦したりNBA選手の話で盛り上がったりでき、自分から積極的に動くことで仲間が増え、楽しみも広がるんだと実感しました。

現地の授業の一幕

現地の授業の一幕。人前に出てのプレゼンや体を使ったゲームなど、体験しながら学ぶ機会が多い。「自分が主体になるから楽しかった」と藤越くんは語る。


 僕は、コミュニケーション力とは「語学力」のことだと思っていました。でも本当に大切なのは「行動」だったんです。英語を学ぶつもりで行ったニュージーランドで、自分からコミュニケーションをとること、行動を起こすことの楽しさを知りました。この面白さをまた味わいたいと思い、日本に帰ってから文化祭の実行委員に立候補しました。今までの僕では考えられないような行動だったので、両親は性格まで変わったみたいと驚いたほどです。

 また、今まで知らなかったニュージーランドを好きになれたことも、僕にとって大きな収穫でした。特に印象的だったのは食事の時間。日本では自分の食事が済むと部屋へ戻ったりテレビをつけたりしていましたが、ニュージーランドではみんなが食べ終えるまで席を立たず、一日の出来事を話しながらゆっくりした時間を過ごします。家族との時間を大切にするニュージーランドの文化が、僕はとても好きだと感じました。全く知らない国でも、実際に行って、見て、経験することで好きになれる。これも自分の行動があってこそ。これからもっと語学力を磨いて、世界中の人と関わりながら、世の中に影響を与えられるような人間になりたいです。


吉田 有希(関西学院中学部・3年生)

吉田 有希(関西学院中学部・3年生)

インド親善訪問旅行参加

与えられた環境に向き合い、真剣に生きる姿に圧倒されました。

吉田 有希(関西学院中学部・3年生)


 私はこれまで家族旅行で何度か海外を訪れたことがありましたが、それは日本人もたくさんいる観光地だけ。だからインドを訪ね、発展途上の暮らしにも触れられるこのプログラムを知ったとき、「見たことのない世界が見られるかも」と興味が湧きました。両親も「日本と全く文化が違う国に行くのはいい経験になるだろう」と背中を押してくれたので、参加を決めました。

 最初に訪れたのは、貧富の差の大きいインドの中でも特に貧困層が集まるナグプールという地域の小学校。私たちが到着すると、現地の子どもたちや先生方がみんな出てきて歓迎会を開いてくれました。この地域の人たちはベンガル語を話すので言葉は通じませんが、日本から持ってきたなわとびやクリケットを使って一緒に遊んだり、絵が得意な子は似顔絵を描いて見せてあげたり、身振り手振りで交流しました。

日本から持参した遊び道具をプレゼント

日本から持参した遊び道具をプレゼント。みんなでカバディをしていると、いつの間にか近所の人も集まって声援を送ってくれ、お祭りのような雰囲気に。


 授業も見学させてもらったのですが、あのときの衝撃は忘れられません。さっきまで校庭で遊んでいた子どもたちが小さな教室の中にぎゅうぎゅう詰め。そこには机もノートもなく、みんな床に直接文字を書いて勉強しています。それなのによそ見やおしゃべりをしている子は一人もおらず、みんなが真剣な表情でした。ここにいる子どもたちは、それぞれ家の手伝いを抱えながら、なんとか学校に通わせてもらっているそうです。だから、学べることに感謝して懸命に勉強していたんです。日本で暮らす私にとって、学校に通って勉強できるのは当たり前。でもここでは学校で勉強できるのが嬉しいと感じるほど特別なことなんだと思うと、今までの自分の学ぶ姿勢が、とても恥ずかしくなりました。

 インドに行くまで、貧しい地域では元気がなく、学ぶ意欲も低いだろうと思っていました。でもナグプールで私が見たのは、もっと学びたい、もっと生活を良くしたいというパワーにあふれた人たち。都心のデリーでもホームステイさせてもらいましたが、日本よりずっと裕福なのに、みんなが意欲的に学んでいる姿を見ました。私は今まで、なんの不自由もなく学校に通い、こうして留学までさせてもらえている。それはとても恵まれたことだと感謝を忘れず、授業にももっと真剣に取り組まなければと痛感しました。また、今回のプログラムを通してインドにはインフラが整っていない場所も多く、不衛生な水を飲んで病気になる人もいると知りました。これからは医学や衛生について学び、将来はどんな国に住む人も健康に過ごせるよう、生活環境を整えるために働きたいです。

オセアニア英語研修旅行

夏休みを利用して、2週間ほどニュージーランドの現地校に通う国際交流・英語研修のプログラムです。その学校に在籍する生徒の家にホームステイしながらニュージーランドの歴史や文化を英語で学びます。またその学校の初等部で日本文化を紹介する機会も。オールイングリッシュの環境で高い語学力を身につけるとともに、異文化での生活を通して世界に視野を広げます。

インド親善訪問旅行

前半はナグプールの村に滞在。学校や井戸を建設し、女性支援や農業技術向上に貢献するキリスト教団体の活動に参加します。マザーテレサの家やヒンドゥー教寺院を見学後、後半はデリーでホームステイをしながらガンジーの足跡を辿るなど、多様な文化・宗教・言語が共存するインドに出会う2週間の研修旅行です。