保護者の皆さまならびに後援会にご尽力いただいております皆さま、関西学院をいつもお支えいただき心より感謝申し上げます。田淵結前院長が昨年度で定年を迎えられ、その後任として院長の任につかせていただきました舟木讓と申します。これから皆さまにさまざまな形でお世話になりますが、よろしくお願い申し上げます。

関西学院は昨年度、初等部開校時に3年生として入学された児童の皆さんが大学に入学され、新たな歴史を紡ぐことができました。また本年は関西学院創立130周年の記念の年でありますとともに、関西学院が「大学昇格」をめざして、創立の地であった「原田の森(現在の神戸市立王子動物園とその周辺地域)」から西宮上ケ原キャンパスに移転して90年を迎えます。移転当時第4代院長として、また、後に初代学長に就任されたC.J.Lベーツ先生は、上ケ原キャンパスの特徴と関西学院のあるべき姿を重ねて「We have no fence」という言葉を残されました。

関西学院は現在8つのキャンパスを有し、幼稚園・初等部・中学部・高等部・大学・大学院・短期大学・千里国際中等部・高等部・インターナショナルスクールという多彩な学校において日々教育・研究活動が営まれております。それぞれの学校には、これまでの歴史の中で培われてきた個性があり、またそこで学ぶ一人ひとり、そしてその背後で支えてくださるご家族の想いも異なるかもしれません。しかし、「Mastery for Serviceを体現する世界市民」を育てるという関西学院の目的に向かって各学校の「fence」を越えて協力して日々の歩みを進めております。また後援会の皆さまと学校との間にも「fence」が無いように忌憚のないご意見を賜りながら、さらなる関西学院の発展に努めてまいりたいと思います。

『新約聖書』「エフェソの信徒への手紙2章14節」には「キリストは私たちの平和であり、敵意という中垣を取り除かれた」というように記されております。多くの「fence」を取り除き真の平和な世界の構築に参与する思いと力を有する人々をこれからも関西学院は皆さまのお支えと祈りによって育んで参りたいと思います。今後とも皆さまのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。