わが子の就職を考えるセミナー

最新の就職事情を把握しつつ「子どもを見守る」姿勢を。

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森田 光男キャリアセンター長

1978年3月関西学院大学卒業。民間企業就職後、1979年4月より本学専任職員。2015年4月からキャリアセンター長就任。

 就職活動は子どもたちにとっても保護者にとっても初めての経験です。まずは、「私たち親世代の就職活動とはずいぶん違う」という認識を持ってください。入社試験を受けるにはエントリーシートを出す必要がありますが、大学、学部問わず誰でもエントリーできるため、昔より競争が厳しくなっています。景気がよくなるとさらに応募者が増え、しかし企業は合格基準を下げることはないので、競争はさらに激化することに。関西学院は「5000人以上の卒業生を出す大学の就職率」が4年連続1位と就職に強い大学ではありますが、それでも希望する企業に簡単に入れるわけではありません。学生ひとりひとりが一生懸命アクションを起こした結果なのです。

 就職試験は学力試験と違って、人柄、熱意、コミュニケーション力などいろんな要因が絡んでおり、面接でなぜ落とされたかわからないことも多々あります。とにかく、親も子もくよくよしないことが大切です。保護者としての子どもへの接し方は、家庭によって事情が違うため一概には言えませんが、ナーバスにならず普段通り、子離れして見守ってください。就職活動は子ども自身が乗り越えるもので、親が乗り越えるものではありません。就職活動中はどうしても口を挟みたくなりますが、「営業はやめておきなさい」「地元にしなさい」「大手にしなさい」「努力が足りないのでは」などは禁句です。先回りして意見したり、決断にまで介入するのは子どもの自立を妨げることになりかねません。

 ご家庭では、ぜひ家族にしかできないサポートをしていただければと思います。抱きしめること、酒を飲み交わして本音で語り合うこと、手紙を送ること、交通費やリクルートスーツなどの経済的なサポートをすることなど、保護者にしかできないことはたくさんあります。ぜひ、子どもたちをあたたかく支援してください。そして、何かありましたら気軽にキャリアセンターに相談いただければと思います。

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    挨拶
    大西 康雄 副会長
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    午前の部 司会
    亀山 督 常務役員
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    午後の部 司会
    前田 克彦 常務役員

就職活動を振り返って

今年内定を受けた学生たちは、どのような就職活動を行ってきたのでしょうか。
キャリアセンターキャリア支援課の小山裕正課長が、就職活動を終えたばかりの4年生の2人に話を聞きました。

就職活動を振り返って

両親やOB・OGに支えられました。

 就職は地元の北海道でと両親の希望はありましたが、私はいろんな地域で働きたいと思っていました。インターンシップなどでいろんな業界を見て納得いくまで考えた結果、「地域を限定せず営業の仕事がしたい」と結論を出し、自分の想いを一番素直に伝えられた企業に内定をいただくことができました。「地元に戻ってほしい」と願う両親とわかり合えないまま就職活動が始まりましたが、最終的には理解してもらえて嬉しく思っています。

就職活動中、説明会に行くほどどの会社に行きたいのか分からなくなったり、面接に立て続けに落ちて精神的に落ち込んだ時期もありました。そんなときは、母との電話や父とのメールが何よりの心の支えでした。また、面接が進んだ企業のOB・OG訪問で10名ほどの先輩と会ったのですが、みなさん本当に愛のある方ばかりで心強かったです。キャリアセンターの面談にも何度も通いました。自己PRの指導や進路相談に乗っていただき、本当に助かりました。
 私は周りのたくさんの人に励まされ、第一志望の企業の内定をいただくことができたと感じています。感謝の気持ちでいっぱいです。(武田奈桜)

大切なのは「大学生活」を充実させること。

 私が就職を意識したのは、2年生のときです。夏に2週間の海外インターンシップがあるのを知り思い切って挑戦しました。インターンシップ先は、アメリカの新聞社でした。語学にまったく自信がなかったので、英語でのテープ起こしや上司とのコミュニケーションなど言葉の壁は厚く、大変苦労しました。どうやったら仕事を任せてもらえるのか考えながら主体的に動くようにすると、徐々に信頼されるようになってロスの新聞に記事を書く仕事をもらえたことは最高に嬉しかったです。私は金融関係の企業に内定をいただきましたが、就職活動の面接などで海外インターンシップの経験がとても役立ったと思います。

 就職活動中、両親の支えはとても大きかったです。父が同じ金融関係で仕事をしているので働くイメージを持ちやすかったですし、母との何気ない会話で気持ちが楽になりました。また、就職期間中はアルバイトができなかったので、両親からの援助も助かりました。交通費やスーツで20万円以上はかかったと思います。就職活動で大切なのは、大学生活をいかに充実させるかです。ぜひいろんなことに挑戦して大学時代の経験を就職活動につなげてください。(杉立篤哉)

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    武田 奈桜

    総合政策学部総合政策学科4年。音響機器メーカーの総合職に内定。エントリー社数は約30社、内定社数4社。

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    杉立 篤哉

    経済学部4年。政府系金融機関に内定。エントリー社数は約30社、内定社数4社。

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    コーディネーター
    キャリアセンターキャリア支援課
    小山 裕正 課長