KWANSEI SCHOOL LIFE

「積極性」が中等部でのテーマ。

好きなことに打ち込む学生時代は、人生でかけがえのない時間。関西学院で自分を見つけ、充実した毎日を送る学生たちの素顔を紹介します。

Satoi's Profile

関西学院千里国際中等部3年生
明田 怜依 さん

あけだ さとい/関西学院千里国際中等部3年生。アメリカで生まれ4歳までコネチカット州で暮らす。関西学院大阪インターナショナルスクール(OIS)の小学校を卒業後、千里国際中等部へ進学。

明田怜依さんは、関西学院千里国際中等部の3年生。
世界中の中高生が参加するワールドスカラーズカップに毎年出場し、現在は、生徒会活動にも参加しています。
関西学院千里国際中等部での自身の取り組みについて聞きました。

日本の文化を学ぶため、OISからSISへ

 私はアメリカで生まれ、4歳までコネチカット州で暮らしていました。帰国後は関西学院大阪インターナショナルスクール(以下OIS)の小学校に通っていましたが、今は関西学院千里国際中等部(以下SIS)に通っています。OISではなくSISに進学したのは、中等部ではインターナショナルスクールではなく日本の学校で日本人として必要な文化を学びたいと思ったからです。
 アメリカで暮らしていたころはまだ小さかったですし、家の中では日本語を話していたので、日本に帰国したころは日本語も英語も中途半端な状態でした。英語をきちんと身につけるために小学校はOISに入学しました。そして、OISが夏休みに入る6月から7月の3週間だけ、地元の公立小学校に通って日本語を勉強していました。小学3年生からは一般の日本人と同等の国語力をつけるために進学塾に通い始めました。両親の教育のおかげで卒業までに日本語と英語両方の言葉を身につけることができましたが、中等部からは、日本の学校に通って日本人としてのアイデンティティを身につけることが大切だと思ったので、日本人の一般生が多く在籍するSISに通うことにしました。
 OISでは、ディスカッション中心の授業でしたが、SISは教科書があってノートに板書を書き写すなど授業のやり方が少し違います。塾に通っていたので大きな戸惑いはありませんでしたが、最初は国語などの勉強は難しかったですね。

 OISとSISは、授業は別ですが、音楽、体育、美術などの授業や部活動、生徒会活動は一緒に行っています。クラブ活動は日本のように決まった部に所属するのではなく、シーズン制でサッカーやバレーボール、バスケ、ソフトボールなど一年を通していろんなスポーツが楽しめるスタイルです。私はスポーツが好きなので、クラブ活動には積極的に参加しています。

ワールドスカラーズカップに毎年挑戦

 私は中等部1年生のときから、ワールドスカラーズカップに出場しています。ワールドスカラーズカップとは、中高生の総合的な教養を競う大会で、世界中の学生が参加するものです。ディベートやライティング、マークテスト、クイズなどの総合点を競い、国内大会、世界大会、決勝大会へと進みます。
 ワールドスカラーズカップに挑戦しようと思ったのは、人前に出るのが嫌いな性格を克服したいと思ったからです。ディベートの練習を通して話す能力を高めたら、人前に堂々と出られるかもしれないと。小学校のころの成績表にもいつも「もっと積極的に」と書かれていたので(笑)。
 友人2人と3人でチームを組んで、6科目を2科目ずつ分担して勉強し、放課後にはディベートの練習。2ヶ月ほど準備をして大会に挑みました。結果は、中等部1年生と2年生の2年連続で国内大会、世界大会を勝ち進み、アメリカのイエール大学で開催される決勝大会にも出場することができました。ディベートのテーマが「犯罪者の心理」など、興味深いものだったので勉強も楽しかったです。

 世界大会ではチームの友だちと開催国のバンコクを一緒に旅してまわったり、飛行機で映画を観たり、ホテルで勉強したり。イエール大学は、生まれ故郷のコネチカット州にあり、期間中は大学生と同じようにキャンパスで過ごせたのもいい経験でした。ワールドスカラーズカップの勉強は大変ですが、得るものはとても大きいです。今年は先輩たちと高校生大会に出たので実力が及びませんでしたが、来年以降も挑戦し続けたいですね。

課題だった「積極性」を身につけ、生徒会活動にも参加

 ワールドスカラーズカップはチームで取り組むのでいろんな視点からの気づきがたくさんありましたし、みんなでプランを立てながら進めることの大切さも学びました。ディベート力が鍛えられ「伝える力」が身についたのか、人前で自分の意見を言いやすくなりました。苦手の克服で自分に自信がついたこともあり、「さらに積極的になろう」と決意して、2年生の6月から生徒会活動にも参加しています。
 生徒会は、OISとSISのメンバーで構成されているので、国籍も考え方もさまざまです。そのため、毎回のように意見が食い違って(笑)。例えば交流会で食べ物を出すとき、SISのみんなは取り皿が必要だと言うけれど、OISのみんなはいらないと言ったり、アクティビティの好みがまったく違ったり。私はOIS出身で両方の感覚が分かるので「両校のつなぎ役」となっています。「どうやったらスムーズにまとめられるか」を毎回考えていると、解決法のパターンが見えてきました。意見が分かれたときは、「両方のアイデアをひとつのイベントに混ぜる」のがポイントです。生徒会活動は大変なこともありますが、それも含めてとても楽しく充実しています。

 将来は、医療で人を助ける仕事に就きたいと思っています。アメリカにいたとき、父と母が医学系の研究者として働いていて、よく仕事場を訪れていました。それ以来、格好いいなと憧れていて。高等部卒業後は日本の大学に進むか海外の大学に行くかまだ決めていませんが、できれば日本語と英語の両方で医療を学びたいです。そのために、高等部ではもっと英語力をつけたいと思っています。