KWANSEI SCHOOL LIFE

卒業後は小学校の先生になりたい!
中学時代からの夢に向かって一歩一歩、前進しています

Sigemoto's Profile

和歌山県出身。地元で小学校の先生になる夢に向かって、在学中に小・中・高の3つの教員免許取得することが目標。高校まではサッカー部に所属していたこともあり、学生国際協力団体の一員として「カンボジアへのスポーツ支援活動」も行う。この春から教員採用試験が始まる。

2013年 4月 教育学部入学、聖和キャンパスで学びをスタートさせる
    尼崎の公立小学校で教育実習を経験
2014年 春学期 学生国際協力団体CUEの活動を始める
    1年次と同じ小学校で教育実習
2014年 秋学期 兵庫県の小学5年生の自然学校に参加
2015年 春学期 母校の小学校で1ヶ月間の教育実習
    毎週金曜日に公立小学校で学校ボランティアを始める

中学時代からの夢である「小学校教師」をめざし、前進を続ける中村涼太郎さん。
「大学時代は幅広い経験を通して人間的に魅力のある教師になるための基盤を作りたい」と語ります。
勉強、ボランティア活動、旅…「教育」という共通した視点からさまざまなことに挑戦する中村さんのスクールライフを紹介します。

「人間的魅力のある」教師をめざして
チャレンジ精神を忘れず、何ごとにも挑戦

 中村涼太郎さんは和歌山県の出身。「子供時代、自然豊かな環境にある小学校でのびのびと育ててもらったことが今の自分に大きな影響を与えている」といいます。「中学時代に学校で将来の夢について聞かれ“これまで出会った大人で一番魅力的な人は誰だろう”とよく考えてみたんです。その時、浮かんだのが小学校時代の担任の先生でした。その先生は度々学校の外に子供たちを連れ出し、野外授業をしてくれたのでとても印象に残っています。怒るととても恐かったけれど子供からの信頼も厚かった。自分も先生のような大人になりたいと思ったのが、教師をめざすようになったきっかけです」。

 大学は教育学部に進むと早くから決めていましたが、関西学院の教育学部を選んだのは、1年次から実習があるなど実践的な学びの機会が多いからだそうです。「実際に教育の現場を体験すると、理想と現実のギャップに直面して悩むこともありますが、経験を重ねる度に“自分は本当にこの仕事に就きたいんだ”という思いを強くしています」。
 中村さんは、教員免許に向けての勉強はもちろん、ゼミやボランティアなどの活動も自分の中で「教育」とリンク付け、積極的に挑戦してきました。「目標は、単に教員免許を取るだけでなく、自分が教えていただいた先生方のような人間的に魅力のある教師になることです。そのためにはいろんなことを経験して自分の引き出しを増やすことが大切だと思います。今はそのベースを作るためにチャンスを逃さず何にでも挑戦しています」。小学校、中学、高校と3つの教員免許取得をめざしながら、カンボジアの学校にグランドを作るボランティア活動、公立小学校での学校ボランティア、ゼミ長としての仕事。「毎日忙しく過ごしていますが、学部の先生や先輩、キャリアセンターの方々、ボランティアの派遣先の小学校の先生など、多くの方々に助けていただいています。小学校時代の担任の先生も自分が将来先生をめざしていることを喜んでくれているので頑張ります!」

Keywords01 3つの教員免許

実習やボランティア…
教育の現場を積極的に体験

小・中・高、3つの教員免許取得をめざしています

 将来は小学校の教師をめざしているので小学校の教員免許だけを取得すればいいのですが、小・中・高のすべての免許を持っておきたいと考えています。「選択肢を広げるために取っておくといい」という小学校時代の担任の先生のアドバイスでもありますし、最近では小中一貫校や中高一貫教育の中等教育学校も増えているので、将来教師として幅広く仕事をするためには必要だと思います。
 「在学中に3つも教員免許取得なんて大変では?」とよく聞かれます。確かに授業や勉強が忙しくてアルバイトなどに割ける時間は少ないですが、学校に長くいるぶん授業の空き時間に図書館で過ごしたり、友だちと話をしたりする時間は人よりたくさんあるので考えようですね。

1年次から教育の現場へ子供と向き合う仕事を実感

 私は早く教育の現場に立ちたいと、教育実習をとても楽しみにしていました。「子供たちと一緒に学んだり遊んだり」というイメージで意気揚々と臨んだのですが、1年次に初めて経験した教育現場は特別支援学級。子供とうまくコミュニケーションがとれず、自分の力のなさを思い知らされとても悩みました。なので、2年次に同じ小学校の特別支援学級に派遣されることになったときは、1年次の苦い経験がよみがえり不安で、不安で。でも、いざ始まると以前よりは子供の気持ちに寄り添い対応できる自分に成長していることに気づき、1年次に派遣先の小学校の先生から「教師をめざすならどんなことでも経験しておくことが大切なんだよ」と励まされた言葉の意味がよくわかりました。

関西学院教育学部の魅力は、母校に実習に行けること

 3年次には、和歌山の母校で教育実習をしました。約10年ぶりに戻った母校は豊かな自然や自由な校風が当時と変わらず、小学生時代を懐かしく思い出しながらも先生として母校に戻るのは不思議な感覚でした。3年生を受け持たせていただきましたが、毎日が楽しくて一日があっという間。夜10時まで残業される先生もおられましたが、それさえ楽しそうにされている姿を見て「帰宅時間が何時になろうと自分も子どもたちのために授業準備に時間をかけたい」と憧れを感じました。
 子供たちはやんちゃな子もいましたが、怒っても褒めても嘘のない反応。最後のお別れ会にはひとりひとりに手紙を書いてサプライズしようと思っていたら、先を越されて逆サプライズ!みんなで歌を歌ってくれて、涙が溢れてきました。私は、やはり子供が大好きでこの仕事に就きたいんだと心から思えた1ヶ月でした。

毎週金曜日は地元の小学校でボランティア

 母校での教育実習後に「もっと現場を見たい」という思いがさらに強くなり、教育学部のキャリアセンターに相談に行きました。担当の方がその場で公立小学校の校長先生に直接電話をしてくださり、すぐに学校ボランティアができることになりました。
 現在、毎週金曜日に小学校を訪れ、子供たちと体育の授業を一緒にしたり、先生方のサポートをしています。子供たちは「毎週やってくるお兄さん」として親しみを持ってくれているようです。先生方も、将来私が教師になることを考えて必要な経験を与えてくださり、毎回勉強になっています。これから教員採用試験が始まりますが、みなさんに恩返しできるよう頑張りたいです。

Keywords02 ボランティア

カンボジアの小学生を笑顔にしたい!学生国際協力団体CUEの活動

「学生国際協力団体CUE」は「カンボジアにスポーツ支援をしよう」というビジョンを掲げた団体で、関西の大学生が集まって活動しています。カンボジアの子供たちは日本と同じようにサッカーなどが大好きですが、スポーツが存分に楽しめる環境にありません。私たちは、募金活動やイベントなどで資金を集め、NGOを通して現地の小学校などにグラウンド建設を行っています。
 この活動に参加するようになったのは、「これから教育に携わる者として世界のことは知っておきたい」という思いからです。1年に2回、カンボジアを訪れて候補地を決め、日本で必要な資金を集めます。募金とイベントだけでお金を集めることはとても大変ですが、完成したグラウンドで子供たちとサッカーができたときは「やってよかった」と苦労がすべて報われます。
 日本の子供たちに発展途上国のことを伝えたくて、教育実習でもこの活動の話をしました。カンボジアの子供たちの貧しくても笑顔で前向きな姿に、何かを感じてくれたように思います。

Keywords03 ゼミ & ゼミ長

「チャンスがあるならやってみよう」チャレンジ精神でゼミ長に

 岩坂二規先生のゼミを選んだのは、「グローバル教育」というテーマに惹かれたからです。ゼミでは「広い視野を養いたい」と思っていましたし、今後、国際化が進む社会では学校教育もグローバルな視点が必要だと感じていました。学生国際協力団体の活動を教育的な視点から考えることもでき、学びと実践のいい相乗効果になっていると思います。卒論では、「日本の教育制度とカンボジアの教育制度の違い」をテーマに、カンボジアの現地調査も行いたいと思っています。
 現在、ゼミ長をしています。私はもともとリーダーシップのあるタイプではないのですが、「ゼミ長を経験できるのは何十人の中の1人なのでやってみよう」と思い切って手を挙げました。「誰もしないからこそ、やってみよう」「与えられたチャンスを大事にしよう」という姿勢は大切だと思うので、実践して経験したことを将来子供たちにも伝えていきたいですね。