ヨット部

クラブ紹介 Vol.10

Yacht CLUB Interview

主将の後藤陽一郎さん、女子リーダーの山下万理さん、川勝怜さん。
4年生の3人にヨット部について聞きました。

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狙うは、総合優勝「個人よりチームで勝つ」

私がヨットを始めたのは高校のときです。勧誘でヨットに乗せてもらったときに「こんなにおもしろいスポーツがあったのか!」と衝撃的でした。高校ではインターハイに出場しましたが実力が足らず、大学で「日本の頂点に立つ」ために、ヨット部に入りました。

私も高校1年からヨットを始め、インターハイを目標に頑張っていたのですが、惜しくも優勝できず。もちろん大学では日本一を目指しています。

私は小さいときからスポーツが得意で野球やサッカーをしていました。高校が進学校だったため3年間クラブに入れず、大学では自分がやったことのないスポーツをしようと思っていました。ヨット部は「未経験でもすごい人がいる」と聞いていたので、自分にも可能性があるかもしれないと思い入部しました。

ヨットは日本ではマイナーですが、海外ではボウリングのように身近なスポーツです。もっと多くの人にヨットのよさを知ってもらいたいですね。

ヨットは個人競技だと思われるかもしれませんが、関西学院のヨット部は「個人よりチームで勝つ」ことを大切にしています。目標は、全日本インカレと、全日本女子インカレの両方で総合優勝すること。強いトップ選手がいるのではなく、みんなが同じぐらい強くなって助け合うことができるチーム。全員で戦って総合優勝したいです。

そのためにも、部としてコミュニケーションをとても大事にしていて、海上でも互いに声かけをするなどチームとしての一体感を常に意識しています。

私は女子リーダーをしていますが、ヨットは男女混合のスポーツだというのもポイントです。女子は体力面で男子より劣るので技術レベルを上げる必要がありますが、風が弱いときは体重が軽い女子が優位になることもあり、自然のコンディション次第でどう転ぶかわかりません。男女関係なく、力を補い合えるのもヨットの魅力です。

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チームとして勝つためにはヨット未経験者の力が必要

毎年4月にはヨット未経験者を積極的に勧誘するようにしています。セレクションで入ってくる選手はヨットを続けて来たプライドと固定概念があるので、そこに一般生が入ることでチームとしてのバランスが取れるんです。ヨットを知らない人たちが疑問を投げかけることで得られる「これまでやってきたことを再度見直す」チャンスは、チームにとってとても貴重です。

そのためにも、今年から新1年生の勧誘の方法を変えました。単純に人数を多く集めるのではなく、しっかりコンセプトを伝えて興味のある人にアプローチしていくという方法です。そのコンセプトは「経験者も未経験者も、日本一を目指して一緒に戦いませんか」というもの。想いをぶつけて共感してくれる人に来てもらう。このように、勧誘の方法から変えていくことで、チームの団結力をより強固なものにできるのではないかと考えています。

未経験者が増えることで、いろんなバックグラウンドを持った人材が集まりました。それぞれの部員が高校までに培ってきた経験や能力を活かすことによって、チームにいい影響が及ぶのではないかと期待しています。今年、未経験者を多く入れたのは、実は「チームとして勝つ」ための戦略でもあるんです。

未経験者が多く入部してくれたおかげで、ここ数年間でチームの雰囲気も変わってきました。のびのびと活動をしている中にも体育会の厳しさがあって、いい雰囲気で練習ができていると思います。

今年の全日本インカレは、私たち4年生にとっては大学生活最後のレース。去年は、強風のために体格差で負けてしまい、心身ともに疲弊してしまったので、今年は精神力を安定させるためにもフィジカルを鍛えることに注力しています。トレーナーにヨットに必要な筋力をつけるトレーニングを組んでもらい、月1回の指導を受けることで、かなり体幹がついてきました。

課題だったフィジカル面も強化できていますし、今年はぜひ部員全員の力で総合優勝を狙いたい。高校時代から夢見た日本一をこのチームで実現できるよう、一丸となって頑張ります。

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左から 川勝怜(フィジカル・スナイプ級)、後藤陽一郎(主将・スナイプ級)、山下万理(女子リーダー・470級)

Yacht column

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左から「470級」、「スナイプ級」の競技用ヨット。

「470級」と「スナイプ級」、ヨットには2種類あります!

 470級はスピードを追求して設計されており、オリンピックの正式種目にも採用されているクラスです。欧米人に比べて小柄な日本人に適した大きさのため国内でもレース活動が盛んに行われており、日本からも過去に世界チャンピオンやメダリストを輩出しています。
 一方のスナイプ級は複雑な艤装がなく、シンプルな構造になっているのが特徴。初心者でも短い期間で操船技術を習得することが可能なこともあって、国内外を問わず幅広い年齢層から親しまれているヨットです。