クラブ紹介 Vol.8

フェンシング部

勝ちにこだわり、夢を制す。

フェンシングは、人と向き合う対人競技ならではのリアルな駆け引きが魅力です。
「体育会」として真摯に競技に向き合うフェンシング部の活動を紹介します。

めずらしいスポーツだからこそ出会いを大切にしたい

 フェンシングは、あまり馴染みのないスポーツかもしれません。もともと中世ヨーロッパの騎士たちの剣術で、19世紀の末にはヨーロッパ各地で盛んに競技として行われるようになったそうです。今でも競技人口のほとんどはヨーロッパで、日本の競技人口は全国で1万人ほど。一般的なスポーツに比べるととても少ないですね。サッカーや野球など、メジャーなスポーツは子どもの頃からやっている人も多いですが、フェンシングは「たまたま部活にあったから」と中学や高校、大学から始める人が多いスポーツだと思います。
 私も小・中学校時代はサッカー少年でした。クラブチームに入って熱心に取り組んでいましたが、高校からはフェンシングに転身。運動神経には自信があったのですが、最初にフェンシングをしたときは、3日間筋肉痛が治りませんでした。ひとつひとつの体の動きがこれまで経験したことのないものばかり。サッカーと使う筋肉もまったく違うので、戸惑いも大きかったのです。
 私は北海道出身なのですが、北海道にフェンシング部のある高校は3校しかありませんでした。競技人口が少ないので、「頑張れば上に上がれるかもしれない」と思い、必死になって練習したら、高校全国大会で団体戦ベスト16に。結果を出せたことが嬉しくて、大学でも続けることにしました。

ルールも歴史も違う、フェンシングの3つの種目

 フェンシングには、「フルーレ」「エペ」「サーブル」の3つの種目があり、ルールや使う剣の種類、ユニフォームも違います。「フルーレ」は、エペとサーブルの練習種目が競技化したもので、高校でも行われる一番メジャーな種目です。「エペ」は、昔の決闘がスポーツ化したもので、「突いたら勝ち」というシンプルでわかりやすい競技。「サーブル」は、ハンガリーの騎馬隊が使ったサーベル(刀)がスポーツとなりました。「突く」だけでなく「斬る」が加わり、ダイナミックな動きが楽しめます。
 フェンシングに、3つの種目があることは、あまり知られていないと思います。フェンシング部では、この3つの種目別に分かれて練習をしています。

 images

対人ならではの「駆け引き」が、フェンシングの魅力

 フェンシングを観戦していると、しばしばそのスピード感に目を奪われますが、フェンシングはスピードだけで勝負できるスポーツではありません。対人競技なので、駆け引きなどの「頭脳戦」が繰り広げられることも。強い選手同士の試合を見ていると、その瞬時に計算された動きに引き込まれます。
 上達には、いろんな人と試合をして「強い人」を見ることが大切なので、OBやOGの社会人の方たちにも練習に来てもらい、指導や協力をお願いしています。

「体育会」として人間的な成長もめざす

 去年初めて一部リーグに上がることができました。これまでは、一部リーグ昇格に向けて、部員みんなで目標を共有して一丸となってきましたが、次なる目標は一部リーグで結果を残すことです。春にはリーグ戦、秋には関西フェンシング選手権大会、全日本学生フェンシング選手権大会があるので、大きな大会に向けて攻めていきたいですね。総合優勝が目標です。
 主将として思っているのは、何としても「勝てるチーム」になりたいということです。フェンシング部は、35人と人数の多い部。それぞれの個性を思う存分に引き出して、いいチームを作りたいです。そして、体育会として人間的な成長もめざしたい。広い視野やビジョンを持って今、ここにいる意味を考えよう。社会に出たときに、後できっと自分に返ってくるような経験をみんなで共有できればと考えています。

 images

 images

片桐 彬甫経済学部3年

かたぎり あきほ/経済学部3年生。北海道出身。体育会フェンシング部主将。種目はフルーレ。一部リーグ総合優勝が目標。