Advanced K.G.

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Episode.4

平和学習「平和を学ぶ旅」

平和学習「平和を学ぶ旅」

平和学習「平和を学ぶ旅」

過去から学び、
希望の持てる明日をつくってほしい。

鈴木 武司(関西学院初等部・5年生 学年主任)

 初等部では国際社会に旅立つ心構えを養う一環として、5年生で平和について学ぶ機会を設けています。戦争を経験した日本の過去を知り、世界の現状について考えることで、自分たちがこれからの世の中をつくる一員だという自覚をもたせるねらいがあります。二泊三日の平和学習の舞台は、第二次世界大戦で原子爆弾が投下された広島県。被災した教会や原爆ドーム、広島平和記念資料館などを巡りました。そこでは被爆者の方から壮絶な体験を聞き、甚大な被害の状況が分かる展示物や写真を目にし、そして今もなお続く核開発について学びを深めました。「今の日本では考えられないことが何十年前に確かに起きていた。平和は決して当たり前のことではないんだ」と児童たちは衝撃を受け、平和の尊さを身をもって感じていたようです。この平和学習に行くまでに資料を調べる中で、悲惨な写真を目の当たりにして怖い、見たくないと感じる児童もいました。しかし現地で生の声、生の資料に触れたことで、当時を生きた広島の方々の想いをつなぎたい。世界から戦争をなくすべきだ。と、怖さよりも、自分たちが平和をつくっていかなければならないという決意が大きくなったと児童たちから感じています。6年生になればカナダへの宿泊行事があり、中学部、高等部と大人になるにつれ世界との交流の場はますます増えてくることでしょう。これから国際社会で生きていく中で、この平和学習で感じたことや平和の尊さを忘れることなく、それぞれが理想とする新しい時代をつくっていってほしいと心から願っています。

「平和を学ぶ旅」では5人1班でチームを組み、各班で新聞を制作。

「平和を学ぶ旅」では5人1班でチームを組み、それぞれが個人のテーマ(原子爆弾が広島県に落とされた理由・戦争の後遺症 など)について、現地でインタビューしたり、さまざまなことを調べました。学校に帰ったあとには一人ひとりテーマをまとめ、各班で新聞を制作。平和について学びを深めました。

■参加プログラムをCHECK!

初等部の「総合」学習

初等部では、6年間を通じて多面的に社会に触れる機会を数多く設定しています。たとえば、3・4年生で福祉(障がいのある人への理解・障がい者スポーツの体験)、5年生で平和、6年生で国際理解をテーマとしてさまざまなことを体験することで、豊かな感情が養われ、多様な価値観が育まれていきます。