Advanced K.G.

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Episode.3

社会を知れば、
世界が変わる。

【左】乗松 祐樹【右】森田 佳月

【左】乗松 祐樹【右】森田 佳月

フィールドスタディ「国際貢献:行政的アプローチ」参加

自分が見た国際社会の現実を伝え、
未来を変えたい。

【左】乗松 祐樹(関西学院千里国際高等部・12年)

 国際協力団体の方に取材を行い、今まで知らなかった国際社会の現実を知ることができました。さまざまな資料を見せていただいた中で僕が一番忘れられないのは、シリアの難民キャンプの写真です。瓦礫の中でたたずむ小さな子どもたち。その体は栄養失調でお腹がパンパンに膨れていて、生きているのがやっとという感じでした。あまりにひどい現実に大変驚きました。しかし難民問題の原因は国の政治なので、すぐには解決できないそうです。現実の厳しさと自分の無力さを感じていたとき、取材した開発コンサルタントの方はこう言われました。「君たちができるのは関心をもつこと。一人ひとりの声が国を動かす力になる」。その言葉を聞き、このフィールドスタディの論文作成にかける思いが変わりました。僕の発信が誰かの気づきになり、世界を変える力になるかもしれない。今はその使命感でいっぱいです。

セーブ・ザ・チルドレンやJICA、UNDP(国連開発計画)の方の話から、さまざまな国際貢献を知った。

セーブ・ザ・チルドレンやJICA、UNDP(国連開発計画)の方の話から、さまざまな国際貢献を知った。

フィールドスタディ「国際貢献:草の根アプローチ」参加

その国に本当に必要なサポートって何?
いつも考えています。

【右】森田 佳月(関西学院千里国際高等部・12年)

 国際貢献について、現地で実際に活動されている方のお話を直接聞きたいと思い「草の根アプローチ」に参加しました。特に印象的だったのは、子どもの支援活動をされているセーブ・ザ・チルドレンの塩畑さんがお話されていた、「寄付など先進国が行う“一方的な支援”では、根本的な解決にならない」という言葉です。現地の人にとって本当に必要なのは野菜を買うお金?それとも野菜を育てる知識?それらをきちんと理解しておかなければ、彼らはいつまでたっても自立できないかもしれないというのです。寄付は良い支援だと思って疑わなかった私には驚きでした。その国の問題を根っこから考えて支援することが本当の国際貢献なんですね。この経験のあと、私は国際ボランティア部に入部しました。「この支援は本当にその国のためになるの?」とつねに考えて活動を続けていきたいです。

農村指導者を養成する「アジア学院」にも訪問。

農村指導者を養成する「アジア学院」にも訪問。発展途上国の人たちと交流し自給自足の大切さを理解。

■参加プログラムをCHECK!

千里国際高等部のSGHフィールドスタディ

生徒自身が、グローバルな課題を解決するために第一線で活躍されている方々へのインタビューを行い、その後8000字の論文にまとめます。事前に課題について徹底的にリサーチし、インタビュー当日は対象者が課題に対してどのように悩み、どう乗り越えているかなどのストーリーを聞き出すことで、「他者との確かな関係を築くコミュニケーション」「課題・状況を肯定的にとらえて未来を展望する力」「問題解決に真摯に取り組む姿勢」などのスキルを高めます。