Advanced K.G.

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Episode.2

交換留学

「学び」を力に、
人生を切り拓く。

片山 由佳(文学部・4年生)

片山 由佳(文学部・4年生)

他国の留学生は、学びに本気。
彼らとの出会いで「学びの意義」に気付き、未来が変わった。

 小さい頃からずっと海外で学ぶことに憧れがあり、大学3年生のときに約半年間の交換留学に参加しました。留学先のカナダの大学では関学でも専攻している「言語学」の授業を選びましたが、今回の私の目的は学問を深めることよりも、さまざまな国の学生とコミュニケーションをとって自分の世界を広げること。各国から集まっている留学生たちはとてもフレンドリーで、私と同じように交流を楽しみにして来ているように見えました。 しかしある日、クラスで成績一位のベトナム人学生が私にこう言ったのです。「僕の国は発展途上国で、家族は一生懸命働いても多くの収入を得られない。大学の学費5年分を稼ぐのに10年は働かないといけない。だから僕はより裕福な国で職を得て家族を幸せにするために、頑張って勉強している」。私は驚きで言葉が出ませんでした。彼にとって、学ぶことは生きることそのものだったのです。それに比べて私は興味本位で学問に取り組んでいたことに気付き、恥ずかしくなりました。私にとって「学び」とは何なのか。学んで得た力でいったい何ができるだろうか。そう考えているうちに、この言語学という学びを生かして発展途上国の支援に関わりたいという気持ちが芽生えてきました。

さまざまな人と専攻を越えて交流

友だちとの出会いは、この食堂。友だちの友だちと一緒に食事をとることで、どんどん輪がひろがっていった。留学生や現地の学生など、さまざまな人と専攻を越えて交流を深めることができた。

 学ぶ目的がはっきりしてから、授業に取り組むスタンスが180度変わりました。カナダの大学での授業は関学で1学期かけて学んだ内容をたった1週間で学ぶほど密度の濃い内容で、専門用語もかなり出てきて、課題も山のよう。ついていくのも難しい状況でしたが、授業を録音して聞き返したり、疑問点について先生に質問に行ったりと、自分にできることを必死に取り組み、乗り越えていきました。学びの意義が分かったからこそ、頑張れたのだと思います。
 帰国後の今もその熱は冷めていません。もう一度言語学をしっかり学びたいと考え、海外の大学院への進学を決めました。将来は発展途上国で言語の先生になろうと考えています。学んだことが、自分の進む未来につながっている。私はこの道をこのまま、まっすぐ歩んでいきたいです。

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交換留学

大学に在籍しながら協定大学へ1学期間または1年留学できる制度です。その目的は、大きく分けて二つあり、①専門知識や興味ある学問に関する知識を海外の大学で深めること、②異なる文化や価値観に接し、その社会や人々の理解を深めると同時に自己や自国を再認識することです。外国語能力の向上が主な目的ではありません。大学からの推薦に基づいて協定大学に留学する交換留学では、入学手続きやオリエンテーションなどを通して国際教育・協力センターがサポートします。