“ We are Kwansei ! ”の実感を

今年度もまた、関西学院後援会のみなさまにご挨拶をさせていただくことができますことを非常にうれしく思い、みなさまの学院全体に対する変わらぬご理解とご支援に改めて感謝申し上げます。

さて、もういろいろなところで何度も話題になっていますが、2017年度は高等部の男女共学化完成年度であり、この4月に高等部から推薦された女子学生が初めて大学に入学してきます。そのことを関西学院全体として考えるならば、男女ともに初等部最初の卒業生が大学に進学するという初・中・高・大の「一貫教育」が次の段階を迎えるということです。私たちにはおなじみの一貫教育という言葉に「」をつけたのは、今改めてこの言葉の再定義が求められているようにも思えるからです。初等部から大学まで、何が一貫しているのか?ということを改めて考えさせられます。もうひとつ、一貫というのは初等部からこなければ一貫したことにならないのか、というところも実は大きなテーマです。関西学院全体では園児・児童、生徒、学生すべてを合わせて29,000人弱のなかで、初等部から大学まで一貫している学生が全学年にそろう2021年度でも360人と、全体の1%強でしかありません。中学部、高等部、千里国際、大学から関西学院に入学する仲間はどうなのか、ということですね。

教育学部出身の宇良関、最近は怪我のため休場が続いており、回復と再起を強く期待していますが、彼は大学から関西学院です(私自身もそうなのですが)。その彼が関取になったという挨拶のために院長室を訪ねてくれたことがあります。そのとき「僕は『球根の中には』という讃美歌が好きです」と話してくれました。かつて教育学部のチャペルで、ともにその讃美歌を歌った仲間としては非常にうれしい言葉でしたが、実はそのような彼の思いこそ、一貫教育を考える大切な視点ではないでしょうか。

一貫というとき、内部進学という学歴的な一貫性がポイントとなりますが、どの学校からスタートしたとしても、どの学校に属していたとしても、関西学院でしかできない教育、人間形成が実現されていること、それが「一貫教育」の内実としてとても重要なのでしょう。どうでしょうか、本年度、関西学院のすべての学校園の仲間に声をかけ、ともに讃美歌を歌い、聖書を読み、そして「空の翼」を合唱するというイベントをやってみませんか。改めてWe are Kwansei!をみんなに強く感じていただくことができるのではないでしょうか。