We are Kwansei! これからも

本年6月の選挙および7月の理事会で、経済学部教授の舟木讓先生が2019年4月に院長に就任されることが正式に決定され、いよいよ私の院長としての任期も残り半年となりました。2019年3月末まで与えられた務めを全力で果たしてまいりたいと思っております。まだ退任のご挨拶を申し上げるのは少し早いですが、任期中、皆さまから多くの励ましをいただきましたことに、改めて感謝申し上げます。

かつて神戸のCanadian Academyというインターナショナルスクール(この学校と関西学院のつながりは実は深く、大学博物館に展示されている原田校地のジオラマにはこの学校の校舎も再現されています)で、あるお役目を仰せつかったとき、当時の校長先生が「生徒たちにはownershipを持たせたい」ということを話されました。いったいどういう意味だろうと話し合っていると、日本語で言うと帰属感、所属意識というもので、ここが自分の学校だと心から実感するということだそうです。私が院長になる少し前から皆さんに訴え続けてきた”We are Kwansei!”とは、まさにこのことだったのです。関西学院に連なるすべての方々に、ここが自分の学校だという実感をどう持っていただけるのか、そのことをいつも考えてまいりました。はたして皆さんのご実感はいかがでしょうか。もし皆さんが、私たちの学校の名前を、創立者ランバス先生がローマ字で”Kwansei”と記されたように読み、帰属感と誇りを込めて発音していただけるとしたら、私の努力の至らなさのなかでの少しの成果として喜びたいと思っております。

関西学院の校名について論文をまとめられた元経済学部教授の池田信先生が、その論文のなかで「総理ランバスがKansaiでもKanseiでもなくKwanseiにこだわった理由は、kwanの詩的な響きとkwan.seiの快適な律動とが相まって彼の心を強く捉えていたからであろう」と記しておられるのを読み、私も強い共感を覚えました。このローマ字校名を口にするとき、私たちもまた、ランバス先生が学院創立にあたって抱かれた関西学院の新しい歩みへの期待、感動というものを感じることができるのではないでしょうか。

これからも関西学院は皆さんの学校です。そこに共に集う皆さんが、未来に向けて学院の歴史を積み重ねる歩みをご一緒させていただける仲間であることに感謝し、心からお礼を申し上げます。

改めましてWe are Kwansei!